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東洋大学の人気講義「妖怪学リニューアル」を書籍化した『妖怪学講義』を刊行


妖怪たちが描かれた体裁に、何やら怪しげなネーミング。さらに、赤いオビに記された“宣言”ともいうべきキャッチフレーズが印象的な書籍。東洋大学の人気講義「妖怪学リニューアル」を実況中継した『妖怪学講義』が講談社より刊行された。


 東洋大学の創立者で哲学者の井上円了博士は120年前、東洋大学の前身・哲学館で「妖怪学」という講義を行ったとの記録がある。
 「妖怪博士」としても有名だった円了博士の「妖怪学」とは、明治期に日本の大衆の生活が迷信・俗信に大きく左右されていたことから、不思議、とくに妖怪と誤解されていた自然現象や動植物などについて、人文・社会・自然科学の知見から徹底的に解明しようとするものだった。近代的思考、つまり迷信を取り払い、自分自身で考える姿勢を身につける【哲学の第一歩】を示すために「妖怪」に関する講義を行ったとされている。

 こうした大学に残る歴史を背景に、「現代にも『妖怪学』という授業があったらぜひ聞いてみたい」という多くの学生の声をうけて誕生したのが、2009年度から東洋大学でスタートした「妖怪学リニューアル」という講義だ。

 この本の著者である菊地章太(きくち のりたか)ライフデザイン学部教授〔専門:比較宗教史〕を中心に、複数教員のオムニバスで開講したところ、学生から大変高い関心が寄せられ、今年度も全学部からの受講生が参加して授業をスタートしている。
 不可思議なものに惹かれる人間の心性に目を向けながら、科学的な検証や論理によって本質を見極めることの重要性を、さまざまなアプローチで伝授してゆく授業にしたい」と菊地教授は語る。

 本書では、授業での学生とのやりとりを交えつつ、そこで学ぶべき「本質」がユニークかつ学術的にまとめられている。
 「妖怪」というキャッチーな“きっかけ”の先には、私たちが人間の本質を見つめるために必要な諸科学・知識との出会いがあり、必ず、学ぶことの深さを教えてくれるはずだ。

▼本件の取材および記事掲載に関する問い合わせ先
 東洋大学総務部広報課  担当:川俣英里
 TEL: 03-3945-7571 
 E-mail: mlkoho@ml.toyonet.toyo.ac.jp


『妖怪学講義』

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