東京外国語大学

東京外大が日本で初めてアフリカのろう者の講師を招聘し、「フランス語圏アフリカ手話」の語学研修を実施

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ろう者(聴覚障害者)の手話が地域によって異なる自然言語であるという認識が近年広まりつつあることを受け、東京外大アジア・アフリカ言語文化研究所では日本で初めて、アフリカのカメルーンからろう者の講師を招き、「フランス語圏アフリカ手話」の言語研修を開催する。

 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所では、アジア・アフリカ地域での現地調査研究やその他の専門的業務に役立たせることを目的として、現地語の会話・読み書きなどの基礎学習を中心とした言語研修を短期集中的に実施している。この研修は、日本の専門研究者と母語話者とが一緒に教授に当たる“生きた言語教育”であるのが特徴となっている。

 今年度は、モンゴル語、トゥヴァ語(ロシア連邦)のほか、フランス語圏アフリカ手話を実施する。手話を研修に取り上げるのは、約40年に及ぶ同大の言語研修の歴史の中でも初めて。とりわけ、アフリカの手話の語学講義は日本で初めてであり、世界的にもまれな事業である。加えて、アフリカのろう者の講師を招聘することも、日本の語学教育の歴史の中で初めてのこととなる。

 募集期間は各言語とも2008年5月1日(木)から6月20日(金)まで。実施期間は8月4日(月)から9月4日(木)または5日(金)、募集人員は各10名。受講料は、言語により60,000円から75,000円。詳細は、同研究所の以下のホームページを参照のこと。

http://www.aa.tufs.ac.jp/project/language/gengokensyu2008.html

 なお、本言語研修は、同研究所が大阪大学世界言語研究センターの協力を得て実施するものである。

【参考資料】 (下記「ファイルのダウンロード」をクリック)
◎アジア・アフリカ言語文化研究所 2008年度言語研修生募集 リーフレット(PDFファイル)
◎2008年度東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所「言語研修生募集」について(PDFファイル)

▼本件に関する問い合わせ先
東京外国語大学研究協力課 全国共同利用係
TEL 042-330-5603