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立正大学「熊谷地理研究会 Geo Stick」が福島県の中山間地域で調査・体験・提言――学園祭「星霜祭」では住民と共に餅つきも

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立正大学の地理研究サークル「熊谷地理研究会 Geo Stick」は、昨年度より福島県の「大学生の力を活用した集落活性化調査委託事業」に参加。いわき市川前町高部集落の人々と共に、地域の活性化に取り組んでいる。活動2年目となる今年は集落の住民と学生とでブランド米「高部姫」を育て、9月に刈り取りを行った。10月29日(金)~31日(日)の熊谷キャンパス学園祭「星霜祭」で、そのお米で作った焼きおにぎりを販売する。また、住民の協力のもと、餅つきを実施する。

 立正大学の「熊谷地理研究会 Geo Stick」は、2009年度に発足した地理研究サークル。地理学科の学生を中心に、熊谷キャンパスで活動している。
 昨年6月には、同サークルを指導している高木亨先生(地球環境科学部非常勤講師)から、「平成21年度 福島県 大学生の力を活用した集落活性化調査委託事業」の取り組みが紹介された。これは、福島県内の過疎・中山間地域で、大学生の持つ新たな視点や行動力、専門技術や知識などの力を投入することで地域の活気を取り戻そうというもので、福島県では初の試みとなる。
 
 抽選の結果、同サークルではいわき市川前町高部集落を調査することとなった。ここは現在20世帯47人が生活しており、55歳以上が約80%で、65歳以上が約50%を占めるなど、高齢化が深刻化し、子供のいない集落となっている。
 昨年8月、学生らは初めて高部集落を訪れ、聞き取り調査とワークショップ(愛称:ひまわり会議)を実施。地域を訪れる人たちと高部地区の人たちとの交流を目指し、地域資源をまとめた「いいところマップ」を作成した。4日間の滞在で住民との交流も深まり、最終日には別れを惜しんで涙を流す学生もいたほど。その後も、10月には集落で行われている「例大祭(2つの神社のお参り)」に参加し、年度末の3月には1年間の報告会を行った。
 
 2年目となる今年の4月からは「平成22年度 福島県 大学生の力を活用した集落活性化調査委託事業 実証実験」として、前年度の活性化調査を受けた実践的な活動を開始。その一環として、住民と米作りに挑戦している。5月に昔ながらの手植えを行い、9月には手で刈り取り、はせがけ(天日干し)を行って作ったお米は、ブランド化を目指して「高部姫」と名づけられた。
 このお米は、10月29日(金)~31日(日)に、熊谷キャンパスの学園祭・星霜祭にて焼きおにぎりとして販売する予定だ。また、集落のお祭りで行った餅つきも、住民の協力のもと、熊谷キャンパスの学園祭「星霜祭」で実施する。
 
 ※熊谷地理研究会Geo Stick: http://geostick.jimdo.com/
 
【立正大学学園祭】
 2010年10月29日~31日
 ●大崎キャンパス:橘花祭(きっかさい): http://kikkasai.com/
 ●熊谷キャンバス:星霜祭(せいそうさい): http://seisousai.s64.xrea.com/
 
▼本件に関する問い合わせ先
 立正大学 学長室政策広報課
 東京都品川区大崎4-2-16
 TEL: 03-3492-5250
 FAX: 03-5487-3340
 E-mail: ppi@ris.ac.jp
 http://www.ris.ac.jp/