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早稲田大学が中学校・高等学校の「新規系属校化」方針を決定

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早稲田大学は大阪府茨木市の私立摂陵中学校・高等学校(理事長・武藤治太)を系属校(2009年4月予定)とし、また設立準備が進められている学校法人「大隈記念早稲田佐賀学園(仮称)」のもと佐賀県唐津市に開校される予定(2010年4月)の早稲田佐賀中学校・高等学校(仮称)を系属校とする方針を決定した。

 早稲田大学(新宿区戸塚町 総長:白井克彦)は以前から多種多様な経験や能力を持った人材を受け入れるため、さまざまな入学形態を模索してきた。今回は特に系属校のあり方を見直し、新たな取り組みとして、地域・歴史・伝統を考慮し、同大の教育に共鳴し教育の質を高めるための中高大連携が可能な中等教育機関との提携関係を強化し、優秀な学生の確保につなげたいと考え、2つの中高一貫校を系属校とすることを決定した。

 なお、同大では今年6月1日に「附属・系属校プロジェクト室」を設置し、高大連携のみならず、中学校からの中高大一貫教育のあり方を検討する機能を強化している。

【系属校計画に期待できること】
(1)多種多様な背景と能力を持った学生が早稲田大学に集まることとなり、相互に切磋琢磨できるようになる。
(2)地方に系属校を設けることにより、入学者が首都圏に集中する近年の傾向を緩和し、全国から学生が集う早稲田大学の伝統にかなうことになる。
(3)人材育成プログラムを中高大共同で開発し、中学・高校に導入することが可能になる。
(4)早稲田大学の教育理念に中学段階から触れることで、同大が目指す人材育成の理想により近づくことができる。

【系属校の形態】
(1)2校とも経営母体は別法人となり、学校名称には「早稲田」の名を冠する
(2)理事などを早稲田大学より派遣する
(3)全入型ではなく、早稲田大学進学者の上限を定める

【系属校化の検討項目】
(1)早稲田大学の建学の理念や教育方針を共有できること
(2)教育課程に特色があること(進学指導のみではなく、人間教育を行っていること)
(3)カリキュラム等への直接的な関与により早稲田大学が学校教育に参画できること
(4)中高一貫の教育体制により6カ年の指導が可能であること
(5)地域的に学生リクルートの意味が大きいこと
(6)歴史的、文化的に早稲田大学との関連性が強いこと
(7)教育環境や自然環境などを含めた立地条件に恵まれていること
(8)経営基盤が確立されていること、またはその見込みが高いこと

【新規系属化予定校の概要】
○摂陵中学校・高等学校(男子校)
(法人名)大阪繊維学園
(所在地)大阪府茨木市宿久庄7丁目20-1
※2009年4月系属校化の予定

○早稲田佐賀中学校・高等学校(仮称)(男女共学校)
(法人名)大隈記念早稲田佐賀学園(仮称)
(所在地)佐賀県唐津市内を予定
※2010年4月設置・系属校化の予定

▼本件に関する問い合わせ先
 早稲田大学広報室広報課
 TEL: 03-3202-5454
 FAX: 03-3202-9435
 E-mail: koho◎list.waseda.jp
 (「◎」は「@」を示します)
 http://www.waseda.jp/