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交通事故の劇的低減を目指して――神奈川大学工学部教員を会長とする「ドライブレコーダー協議会」が発足

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このたび、神奈川大学工学部の堀野定雄准教授を会長とする「ドライブレコーダー協議会」が民間有志組織による非営利の任意団体として発足(2010年12月17日)した。交通事故の瞬間の映像や走行データを記録する自動車用ドライブレコーダーを普及させ、その効果的な活用に役立つ「ドライブレコーダー製造・活用プラットホームの策定」を進める。

 ドライブレコーダー協議会の目的は、ドライブレコーダーの普及および事故分析・事故予防の促進、行政機関等やドライブレコーダー関係者との情報伝達、その他ドライブレコーダーをはじめとするデジタル車載機器等を用いた交通安全に資する活動を行うことである。

 さらに、「科学的方法による交通事故の劇的低減」を目指して、下記の参加組織と共に、交通事故の瞬間のデータ・映像を記録する自動車用ドライブレコーダーの効果的な活用に役立つ「ドライブレコーダー製造・活用プラットホームの策定」を進める。
《ドライブレコーダープラットホーム基本概念層・ツリー図》参照

 今後、同協議会は、わが国におけるドライブレコーダーメーカー、関連業務に従事する人々をはじめ、ドライブレコーダーで事故削減を図る運送業務に従事するユーザーなどの協議会への参加・協力を仰ぎ、積極的な活動を行う予定だ。

■参加組織(五十音順):
神奈川大学、株式会社志群システムズ、株式会社JAF MATE社、株式会社日本交通事故鑑識研究所、練馬タクシー株式会社、株式会社ホリバアイテック、矢崎計器株式会社

※ドライブレコーダーとは
 航空機のフライトデータレコーダーをヒントに、わが国では2005年ごろから普及が始まった自動車用車載機器。衝突の瞬間を含む十数秒間の映像や位置や速度、加速度など各種走行データを記録することで、これまで不可能だった交通事故の詳細な状況や事故を起こす過程などが客観的に分析でき、事故原因の究明や事故再発防止対策の策定などを科学的に行うことができる。


▼本件に関する問い合わせ先
 神奈川大学工学研究所(ドライブレコーダー協議会)
 TEL: 045-481-5661  内線3631

1966 ドライブレコーダープラットホーム基本概念層・ツリー図