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東洋大学経済学部の学生による『図解要説「中小企業白書」を読む』(平成23年度対応版)が刊行

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東洋大学経済学部の安田武彦ゼミが『図解要説「中小企業白書」を読む』(平成23年度対応版)を刊行した。白書を約1/3に要約したこの本は、「中小企業診断士試験」においても効果的なテキストで、「手軽に白書が理解できる」として好評。企業研修等でも利用されている。

 本書『図解要説「中小企業白書」を読む』 の刊行は、平成20年、東洋大学経済学部・安田武彦ゼミ〔専門:中小企業論〕の有志が、『中小企業白書』を学ぶ過程で「白書研究会」を立ち上げ、白書を分かりやすく要約したことに始まる取り組み。大学生の手で一般に読みやすくした簡易版なら、分量が多くて難解な白書もより多くの人に内容を伝えられるのではないだろうか、という思いから、安田教授の監修のもとで書籍出版に至り、今では安田ゼミ3年生の伝統の取り組みとなった。そして、このたび4冊目となる〔平成23年度対応版〕を刊行した。

 今年3月の東日本大震災により、中小企業もまた多くの打撃を受けた。このことをふまえ、毎年4月に発行される中小企業庁の「白書」も、震災の影響を加味したものとするべく、7月決定にずれこむなど例年にないスケジュールになった。最近の中小企業の動向および震災による中小企業への影響を分析するとともに、震災でも改めて認識された日本の経済社会における中小企業の重要性を示し、その経済成長を担う中小企業の復興・発展の方向性を探ることを試みている。
 学生もこれを受けて、この夏、白書の読み込みと要約に励んだ。

 本書は、左ページの解説に即した図表を右ページに対照させるなど、もとの白書にはない「読みやすさ」に細部までこだわっている。「手軽に白書が理解できる」として例年好評で、「中小企業診断士」の試験にも効果的であり、企業研修などでも利用されている。

 同大では、「日本の雇用の約7割を支えるのが中小企業。これからの日本経済を読み解く上で役立つ一冊を、ぜひご一読いただきたい」としている。


◆『図解要説「中小企業白書」を読む』
 〔平成23年度 対応版〕 2010年9月15日発行
 ・同友館 
 ・東洋大学経済学部教授 安田武彦 監修
 ・東洋大学経済学部・白書研究会 編
 ・定価:1,470円(税込)

▼本件に関する問い合わせ先
 東洋大学総務部広報課 
 担当: 川俣英里  
 TEL: 03-3945-7571 
 E-mail: mlkoho@toyo.jp

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