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北里研究所病院が「世界糖尿病デー」に合わせて『第2回 糖尿病フェスティバル』を開催──北里大学

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11月14日は、国連総会議での「糖尿病の全世界的脅威を認知する決議」採択に合わせて制定された「世界糖尿病デー」に当たるが、世界各地で糖尿病の予防、治療、療養を喚起する啓発運動が推進される中、北里研究所病院でもこの日、「糖尿病フェスティバル」と題するイベントを開催。糖尿病および関連する合併症の予防と介護についての意識向上を目指す。

 現在、世界の成人人口の約5~6%が糖尿病を抱えており、2025年には3億8千万人(2007年より64.7%増)に達すると予想されている。
 このような状況を踏まえ、国際連合(国連)は、IDF(国際糖尿病連合)が要請してきた「糖尿病の全世界的脅威を認知する決議」を2006年12月20日に国連総会議で採択。同時に、インスリンを発見したフレデリック・バンティングの誕生日である11月14日を「世界糖尿病デー」に指定し、世界各地で糖尿病の予防、治療、療養を喚起する啓発運動を推進することを呼びかけた。

 今年11月14日は、国連およびわが国の(社)日本糖尿病学会、(社)日本糖尿病協会が中心となって、さまざまなイベントが開催されるが、北里研究所病院でも同日、「糖尿病フェスティバル」と銘うったイベントを企画している。糖尿病は一般に無症状であるとされるが、糖尿病に対する関心を持つ貴重な機会として、地域の人々に広く参加を呼びかけている。

◎北里研究所病院主催「糖尿病フェスティバル」概要
・日  時: 平成20年11月14日(金)10:00~12:00、14:00~16:00
・場  所: 北里大学薬学部白金キャンパス内
・対  象: 白金キャンパス周辺の住民の方、北里研究所病院の患者
・内  容:
○イベントは午前(一般住民に対する血糖・血圧測定等)と午後(糖尿病患者などに対する集団運動実施)の2部で構成される。

1.午前の部(10時00分~12時00分)一般住民に対する血糖・血圧測定、糖尿病相談
(目的) 一般住民の糖尿病に対する関心を高め、糖尿病が一般に無症状であること、当院で港区検診を受ければそれを調べられること、世界的に糖尿病が脅威と考えられていること、等を理解していただく。
(方法) 血糖値を簡易測定器で測定し、希望者にはその結果を5分程度で個別に解説する。また、参加者全員に糖尿病およびメタボリックシンドロームに関するパンフレットを配布し、糖尿病に対して関心を持っていただく。
(参加医療スタッフ) 医師(糖尿病センター医師)、看護師(院内認定糖尿病専門看護師)、薬剤師(糖尿病療養指導士)

2.午後の部(14時00分~16時00分)糖尿病患者等を対象としたエアロビクス運動
(目的) 糖尿病患者やその周囲の方々に対して集団運動セッションの楽しさを啓蒙し、体験していただく。
(方法) 日本エアロビクス協会のインストラクター4名が40名の糖尿病患者の前で、音楽に合わせ体を動かすエアロビクス運動を行う。音楽は125拍/分と極めてゆったりとしたスピードとし、さらに安全に留意するべく医師、看護師、健康運動指導士が帯同する。
(参加医療スタッフ) 医師(糖尿病センター医師)、看護師(院内認定糖尿病専門看護師)、健康運動指導士
(期待される効果) 集団運動セッションの楽しさを糖尿病患者が体験し、楽しい糖尿病療養生活を実現できることを体感する。

・問合せ先: 03-3444-6161(大代表) 糖尿病センター長 山田 悟
・主  催: 学校法人北里研究所 北里大学 北里研究所病院
・後  援: 日本糖尿病学会、日本糖尿病協会

▼本件に関する問い合わせ先
 北里研究所病院 事務部広報室
 東京都港区白金5-9-1
 TEL: 03-3444-6161(大代表)
 FAX: 03-5791-6319
 http://www.kitasato-u.ac.jp/hokken-hp/