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京都学園大学人間文化学部では、1月17日(土)にシンポジウム「語りの芸と怪異・妖怪」を開催する。
怪異や妖怪という現象は、それを体験した人々によって語られることから始まる。つまり怪異や妖怪は、現象が言語化されることで他者に伝達されるのである。そして、その語りが体験者の周辺の人たちに受け入れられることによって語り継がれ、民俗伝承の一つとなる。
しかしながら、日本における怪異・妖怪は、その次元だけにはとどまらなかった。小説や仏教説話として記述されたり、絵画化されたりしてきたのである。また近年においては、漫画や映画という形でも描き続けられている。そのなかで、本来の姿である語りを、体験者ではなく、また民俗社会の人たちでもない、いわゆる民俗社会の外部に佇む、語りのプロが話芸として語り直した怪異・妖怪文化が存在することも忘れてはならない。
本シンポジウムでは、この話芸として発展してきた怪異・妖怪文化に焦点を当て、もともと語りであったものを、再び語りのプロが語り直す怪異・妖怪の正体とは一体どのような文化であるのかを考える。実際に怪異・妖怪を語るプロたちをゲストに招き、その話芸を披露していただいた上で、日本の怪異・妖怪研究の第一人者である本学特別招聘教授・小松和彦氏との対談で、語りの芸と怪異・妖怪の関係を明らかにしていく。
<開催要領>
・日 時: 2009年1月17日(土)13:30~17:00
・場 所: 京都学園大学京町家キャンパス「新柳居」
(京都市中京区新町通錦小路上ル百足屋町384 TEL: 075-204-9160)
第1部 怪異・妖怪の話芸 13:30~15:00
○司会:堀田穣(歴史民俗学専攻教授)
○現代の怪談語り:怪談社(福井翼・伊計康那)
○紙芝居のなかの怪談:杉山尚輝
○落語のなかの怪談:噺家 笑福亭松五(京都学園大学卒業生)
第2部 対談:語りの芸と怪異・妖怪 15:30~17:00
○司会:佐々木高弘(歴史民俗学専攻教授)
パネリスト:
○小松和彦(国際日本文化研究センター教授・京都学園大学特別招聘教授)
○怪談社(福井翼・伊計康那)
○杉山尚輝
○噺家 笑福亭松五(京都学園大学卒業生)
<お申し込み> 先着順(定員30名)・参加費無料
参加希望者は、京都学園大学の歴史民俗学専攻ブログ
http://historyfolklore.blog.shinobi.jp/
にて内容をご確認いただき、メールにてお名前、ご所属を明記の上、お申し込みください。なお、満員になり次第、受付を締め切らせていただきます。
・申込先メール: sasaki@kyotogakuen.ac.jp
担当 京都学園大学人間文化学部教授 佐々木高弘
▼問い合わせ先
京都学園大学
〒621-8555 京都府亀岡市曽我部町南条大谷1-1
E-mail: sasaki@kyotogakuen.ac.jp
大学ホームページ: http://www.kyotogakuen.ac.jp/NXT/News/Info/121101.php
[広報] 京都学園大学広報センター
〒621-8555 京都府亀岡市曽我部町南条大谷1-1
TEL: 0771-29-3662
FAX: 0771-29-3657
代表電話: 0771-22-2001
E-mail: kouhou@kyotogakuen.ac.jp