神奈川大学附属中学校・高等学校

神奈川大学附属中・高等学校の3チームが第16回全日本中学高校Webコンテストで各賞を受賞――中学生・高校生の情報教育の現場から最新情報を紹介

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神奈川大学附属中・高等学校(以下、「神大附属」)はこのたび、「第16回全日本中学高校Webコンテスト」において、経済産業大臣賞およびプラチナ賞、銀賞を受賞した。

 学校インターネット教育推進協会(JAPIAS)が主催するこのコンテストには、全国から380チーム(1,581人)が応募し、3段階による審査の結果21チームがファイナリストとなるものであり、神大附属からは3チームがファイナリストに選出され、最終選考の結果、以下のとおり各賞を受賞した。

・プラチナ賞、経済産業大臣賞
 「スマートシティ~未来を担う街づくり」
 http://smartcity-creaters.jp/

・銀賞
 「そして子どもがいなくなる」
 http://children-fade-away.jp/

・銀賞
 「地球を蝕む酸性雨」
 http://acid-rain.jp/

★日本の情報教育をリードする神大附属の取組

(1)6年一貫のカリキュラムのもと、質・量ともに他校の追随を許さない充実度
 神大附属の情報教育は1989年に始まり、これまで中学生高校生に情報活用能力、表現力の育成を目的に実施してきた。授業では、タイピングやソフトの活用からプログラミング、Webや映像制作、プレゼンテーションのほか、情報リテラシー・メディアリテラシー教育まで、ICTを確実に扱う能力育成のためのカリキュラムを組んでいる。グループワークによる「Webサイトづくり」や「ロボット製作」を大きな柱に据えており、テーマ選択から制作スケジュール、調査、分析、まとめ、プレゼンテーションまですべて生徒らで行う。神大附属では20年前から協働学習、課題解決型学習(Project-Based Learning)という学習方法を取り入れ、問題解決のための情報活用を実施している。

(2)すべての普通教室と特別教室にプロジェクタ型電子黒板とスクリーンを設置
 情報教育を実施するには、情報機器の設備と授業改革が重要である。神大附属では、教室の差異なくインターネットを活用しインタラクティブな授業を行えるよう、2013年10月にすべての普通教室と特別教室に、合計46台のプロジェクタ型電子黒板とスクリーンを設置。附属学校の教師たちは、この設備を積極的に活用し、生徒の学ぶ意欲を向上させる授業を実施している。

(3)生徒が利用できるICT学習用のiPadを導入予定(約50台)
 2014年度には、ICTの授業を受ける生徒が利用できる学習用iPadを導入予定。これにより、前述した各教室のプロジェクタ型電子黒板とiPadを利用し、よりインタラクティブなデジタルコンテンツの活用授業が実施されるようになる。

▼本件に関する問い合わせ先
 神奈川大学附属中・高等学校 
 担当教員:小林 道夫
 TEL: 045-934-6211
 http://www.fhs.kanagawa-u.ac.jp/