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立命館大学・大学院が2014年度 秋季入学式を挙行 ~秋入学では過去最多の32カ国177名が入学

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9月25日(木)、2014年度立命館大学・大学院秋季入学式を挙行した。2000年の秋入学の受け入れ開始以後、最多となる177名(学部生58名、大学院生119名)の新入生を32の国と地域から迎え入れた。今年度は新たに日中初の共同学部「大連理工大学-立命館大学国際情報ソフトウェア学部」のパイロットコースで学ぶ中国人学生15名が転入学し、中国人新入生の数が昨年の57名に比べ約4割増の79名となった。

 ベトナムのアオザイやインドのサリーなど、カラフルな民族衣装をまとった新入生らが会場を彩った。

 開式にあたり、出席者全員で校歌を斉唱。つづいて川口清史・立命館大学長が英語で式辞を述べた。式辞の中で川口学長は、「皆さんがこれから進んでいく社会は知識基盤社会と呼ばれる高度な知識や技術が要求される社会です。そこでは高度な知識が日々新たに生まれ、過去のものが次々と陳腐化していきます。したがって、今大学で学ぶことで 問われているのは、卒業資格として学士や修士・博士の称号を得ることだけではありません。学びの中でどのような力をつけるか、学士・修士・博士というのは どのような力なのか、社会人として、専門家として、研究者としてどのような力を持って大学を出て行くのか、大学・大学院で身につけるべき力が問われています」と述べ、具体的に身に付けるべき力として「知的な人間として基盤的な力量(問題認識力、論理的思考力、理解力、説得力等)」、「リテラシー能力」、 「教養力」、そして「分野ごとの専門的な知識や技術、経験」を挙げ、これらの能力を「他国の留学生たちとの積極的な学び合いの中で身につけていって欲しい。そしてそのことを通じて得られたネットワークは必ず将来皆さんの財産となるでしょう」と結んだ。

 次に学部生の新入生代表の挨拶では、JOSHI Pratyushaさん(国際関係学部グローバルスタディーズ専攻/インド出身)が、「物事を異なる角度から見ることができること、グローバルな観点を持つことは大切です。互いに関わり合い、他の人々の意見に耳を傾け、異なる視点を尊重することによって、希望する目標へ到達することができるでしょう。努力し、新しい未来を築いていきます」と抱負を語った。

 続いて大学院生の新入生代表 の挨拶では、NGUYEN Thi Kim Thoaさん(経済学研究科/ベトナム出身)は、「私の夢は祖国に貢献することです。学部生のときに行ったマクロ経済や金融政策の研究を発展させ、実証研究をもとにベトナムの経済成長やインフレーションの抑制につながるような政策をつくり出したいと思っています」と意気込みを述べた。

 大連理工大学-立命館大学国際情報ソフトウェア学部のパイロットコースから転入学した郭子昆さん(中国出身)は、「将来的にはゲームデザイナーになりたいと思っています。世界の人が楽しめるゲームをつくるためにも、様々な文化を学び、人と接することが大切だと思っています。とにかく日本での生活が楽しみです」と期待の言葉を述べた。

■「大連理工大学-立命館大学国際情報ソフトウェア学部」についてはこちら
→ http://www.ritsumei.jp/news/detail_j/topics/13024/year/2014/publish/1

▼本件に関する問い合わせ先
 立命館大学広報課
 TEL: 075-813-8300

5972 大学院代表挨拶のNGUYEN Thi Kim Thoaさん

5973 学部代表挨拶のJOSHI Pratyushaさん

5974 式辞を述べる川口清史学長

5975 式典会場の様子