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金沢工業高等専門学校が「第4回 小水力発電アイデアコンテスト」で地域の特性を活かした発電を提案し、昨年に引き続き2年連続優勝。
金沢工業高等専門学校(石川県金沢市久安2-270 校長:ルイス・バークスデール)は、3月22日(日)に愛知県豊田市旭地区で行われた「第4回 小水力発電アイデアコンテスト」で優賞した。コンテストでは、実際に学生が製作した発電システムを愛知県豊田市旭地区の用水路に設置して、プレゼンテーションが行われた。今回の優勝は、昨年に引き続き2年連続となる。
「小水力発電アイデアコンテスト」は、2012年に中部4県(愛知、三重、岐阜、富山)で"ものづくり"を学ぶ工業高等専門学校(以下高専)の学生が、地域の自然資源を活用した小水力発電のアイデアを提案し、設計・製作・設置を通じて技術と社会への関わりを学び、地域の担い手としての課題を解決する力を培い、社会の仕組みを学ぶ機会として始まった。
第4回大会となる今年は、中部6県(愛知、三重、岐阜、富山、石川、福井)から7校の高専が参加した。
昨年の6月に開催地・愛知県豊田市旭地区で説明会と合宿が行われ、候補地を調査し、電力使用方法などを検討した。また、10月から12月にかけては現地調査、地域住民へのヒアリング、ニーズ調査のため地域交流の場である野菜直売所を手伝うなど、地域に根ざした小水力のアイデアを検討した。その結果、直売所に訪れる若い人が少ないこと、また意外に外国人の方々、主に中国人のお客さんが多いことに気づいた。
そこで、直売所をいろいろな人が集う場所として活用し、コミュニケーションのきっかけとなるものを製作することで、地域交流の活性化を図りたいと考えた。そのため、野菜直売所近くに小水力発電装置を設置し、その電力を、地域の人々が参加できるゲームや、中国語と英語で地元の野菜を使った料理動画が見られるパソコンの電源として使うことにした。ゲームや動画も金沢高専生が自主制作した。
小水力発電装置は複数の水流を利用し、本流と農業用水の余排水が合流する箇所を選定し、金沢駅の象徴でもあるつづみ門をイメージした水車を制作。また、動作を確認するため近くにカメラを設置し、映像を小型コンピュータで処理し、携帯やPCで見られるようにもしている。製作には学科・学年をこえた21名の学生が参加した。
単なる発電ではなく、地域の特性を生かした発電システムを構築し、またシステムが故障した時の保守まで考慮した点が高く評価され、2年連続優勝となった。
▼本件に関する問い合わせ先
金沢工業高等専門学校 事務局
TEL: 076-248-1080
大学・学校情報 |
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大学・学校名 国際高等専門学校 |
住所 石川県金沢市久安2-270 |