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全国7つの外国語大学が協同で「第2回通訳ボランティア育成セミナー」を2月9日~12日に開催 -- 神田外語大学

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神田外語大学(千葉市美浜区)をはじめとする全国7つの外国語大学は、2月9日(火)~12(金)まで協同で、3泊4日の「第2回通訳ボランティア育成セミナー」を同大キャンパスで開催する。これは各種スポーツ・国際イベントに向け、学生の通訳ボランティア活動を推進するための取り組みで、異文化理解や観光ガイド、通訳技法などボランティアリーダー育成に向けた各種講座を実施する。なお、このセミナーは、文部科学省、外務省、観光庁、千葉県などの団体から後援を得ている。

 ラグビーワールドカップ2019大会や2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会などの世界的なスポーツの競技大会などの開催を数年後に控え、グローバルに活躍することのできるボランティアリーダーの育成が注目されている。

 全国7つの外国語大学(関西外国語大学、神田外語大学、京都外国語大学、神戸市外国語大学、東京外国語大学、長崎外国語大学、名古屋外国語大学)は2015年8月に「第1回通訳ボランティア育成セミナー」を開催した。このたび開かれる第2回のセミナーも前回と同様、各界から講師を招き、スポーツ文化・教養、おもてなし、日本文化や異文化の理解、通訳技法などに関する講座を開講。語学運用能力を向上させると同時に、コミュニケーション力、異文化理解力、専門知識を身につけたグローバル人材の育成を目指す。
 2日目には、屋外でアドベンチャーコミュニケーションプログラム(ACP※別添参照)という特徴的な実技プログラムが行われる。このプログラムでは、他大学の学生たちと触れ合いながら、コミュニケーションスキルの向上、信頼関係の構築、意思決定力の向上などを目指す。
 第1回のセミナー終了後の「全国外大連合通訳ボランティア人材バンク」登録者数は219名で、セミナー参加者240名に対し91%。登録した学生たちは、第13回日本学生フォーミュラ大会、リオオリンピックハンドボール女子アジア予選、フェンシングワールドカップ東京大会、サッカークラブワールドカップなどで、通訳ボランティアとして活躍している。

 長崎外国語大学では、同セミナーに参加すると授業単位として認められるほか、大学によっては参加学生の受講料や交通宿泊費の一部を補助するなど独自のサポートを行う。
 また神田外語大学では、通訳ボランティアに関する科目設定や単位認定を検討しており、授業日を調整するなど、希望する全学生が参加できるための環境づくりに取り組んでいる。

 第3回通訳ボランティア育成セミナーは今年の夏に開催予定。

◆「第2回通訳ボランティア育成セミナー~世界スポーツ・国際イベントに向けて」開催概要
【日 程】 2月9日(火)~12日(金)4日間
【場 所】 神田外語大学(千葉県千葉市)
【受講人数】 198名
 関西外国語大学(24名)、神田外語大学(121名)、京都外国語大学(21名)、神戸市外国語大学(4名)、東京外国語大学(1名)、長崎外国語大学(13名)、名古屋外国語大学(14名)
【受講料】 10,000円(宿泊・交通費は別途)
【内 容】 国際大会と通訳ボランティアに関する基本知識、スポーツ文化教養、おもてなし、日本文化、異文化理解、通訳技法、観光ガイド理論、ホスピタリティ3級検定講習などの講座、アドベンチャーコミュニケーションプログラム実技などを各界から講師を招き行う。
※懇親会(2月10日(水)17:00~19:00)では、各大学の学生代表が通訳ボランティア活動に対する今後の抱負を発表する。
※プログラム詳細(PDFデータ添付)
【後 援】 文部科学省、外務省、観光庁、千葉県、2017札幌アジア冬季大会組織委員会、公益財団法人ラグビーワールドカップ2019組織委員会、公益財団法人日本障がい者スポーツ協会日本パラリンピック委員会、NPO法人日本オリンピック・アカデミー、一般社団法人全国外国語教育振興協会
【協 力】 公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、一般社団法人ホスピタリティ機構
【取材受付】 取材可能日は、2月9日(火)、10日(水)の2日間とさせていただきます。ご希望の際は取材申込書にご記入のうえ 2月 5 日(金)17:00 までにお申込みをお願いいたします。 ※取材申込書(PDFデータ添付)

◆第1回通訳ボランティア育成セミナー受講者人材バンク登録状況
 219名(※全参加者240名に対して91%)
関西外国語大学(27名)、神田外語大学(106名)、京都外国語大学(21名)、神戸市外国語大学(9名)、東京外国語大学(4名)、長崎外国語大学(20名)、名古屋外国語大学(26名)

◆第1回通訳ボランティア育成セミナー受講者の声
8月24日 スポーツ文化・教養
■オリンピックの歴史や、目指すところを深く知ることで、オリンピックは世界の多様性を認め合う上でとても重要なものであることを学んだ。これからも、もっとオリンピックの背景を知識としてしっかりと身につけた上で、東京オリンピック・パラリンピックのボランティアに参加したいと思った。
(関西外国語大学3年女性)

8月25日 アドベンチャー実技
■ACPと通訳との関係の説明を聞いても「これは必要なのか?」と疑問は消えなかった。しかし、実技を終えた後はグループの一体感があった。一緒に活動していた他の大学の学生とも友人として話ができるようになり、人間関係の構築という意味で通訳者として必要な技能なのだと納得した。
(神戸市外国語大学3年女性)

8月26日 スポーツと言語教育におけるグローバル人材育成
■グローバル人材になる条件というお話しが最も印象的だった。グローバル人材になる条件として、「前にある障害物を1つずつ乗り越えていく。けれど、諦めなければゴールに必ずたどり着く。」という言葉があり、自分も実際に行動に移していかねばならないと改めて感じた。
(神田外語大学2年女性)

8月27日 インバウンド・観光戦略の動向
■日本にいても外国人目線でおもてなしをしていくことが大事だと感じた。いくら日本にいるからといっても、相手は外国のお客様なので、相手の心に寄添えるボランティア育成が大切で、私もそうなりたいと思った。
(長崎外国語大学2年女性)

◆全国外大連合通訳ボランティア支援事務局について
 訪日外国人客が年々増加し、インバウンド需要が急速に高まるなか、2019年のラグビーワールドカップ、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催等、日本国内におけるボランティアリーダーの人材育成は大きなテーマとなっている。
 こうした中、2014年6月23日、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会 大学連携協定締結式に、提携校として全国の国公私立大学の7外国語大学(関西外国語大学/神田外語大学/京都外国語大学/神戸市外国語大学/東京外国語大学/長崎外国語大学/名古屋外国語大学)が参加した。同6月26日には同7大学が、全国外大連合憲章を締結。この憲章は、連合を構成する各大学がそれぞれ独立を保ちながら、21世紀グローバル社会にふさわしい人材の育成のため、各大学に共通する基本理念の実現と、各大学の豊かな個性の発展を目指して、教育研究の内容に応じてさまざまな連携を図ることを目的としている。本連合の幹事校は東京外国語大学である。
 その中でも特に過去8年の実績を勘案し、神田外語大学がプロジェクトリーダーとなる「全国外大連合通訳ボランティア支援事務局」を2015年2月27日に設立した。この取り組みの第一弾として開催したのが「第1回通訳ボランティア育成セミナー」である。このセミナーへは7大学から979名の応募があり、そのうち各大学の選考を経た 240 名が参加した。セミナーに参加した学生は、「全国外大連合通訳ボランティア人材バンク」への登録ができ、登録すると、事務局から紹介される各種スポーツ大会や国際イベントで通訳ボランティアとして活動ができるようになり、大学卒業後も本人が希望すればボランティアに参加することができる。

【全国外大連合通訳ボランティア支援事務局詳細】
 http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=7480
【加盟大学】
 関西外国語大学/谷本義高学長/大阪府枚方市
 神田外語大学/酒井邦弥学長/千葉県千葉市
 京都外国語大学/松田武学長/京都府京都市
 神戸市外国語大学/船山仲他学長/兵庫県神戸市
 東京外国語大学/立石博高学長/東京都府中市
 長崎外国語大学/石川昭仁学長/長崎県西彼杵郡時津町
 名古屋外国語大学/亀山郁夫学長/愛知県日進市

【「第1回通訳ボランティア育成セミナー」開催報告】
 http://www.kandagaigo.ac.jp/kuis/kuis_news/detail/0510_0000003742.html

【アドベンチャーコミュニケーションプログラム(ACP)】
 http://www.kandagaigo.ac.jp/kuis/kuis_news/detail/0510_0000002837.html

●参考
・全国7つの外国語大学が協同で8月24日~27日に「通訳ボランティア育成セミナー」を開催 -- 神田外語大学
 http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=8174

※本リリースは大学プレスセンター、PRwire、文部科学記者会、都庁記者クラブ、千葉県政記者クラブ、千葉市政記者会にも配信されています。

▼本件に関する報道関係の方の問い合わせ先
 学校法人佐野学園 学園広報部 担当:渡邉公代
 TEL: 03-3258-5837
 FAX: 03-5298-4123
 MAIL: media@kandagaigo.ac.jp