実践女子大学

実践女子大学が「下田歌子展 ―愛国婦人会と夜間女学校を中心として―」を開催

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実践女子大学は4月5日から5月2日まで、香雪記念資料館にて展示会「下田歌子展 ―愛国婦人会と夜間女学校を中心として―」を開催する。

 実践女子大学は4月5日から5月2日まで、学祖である下田歌子(安政元年~昭和11年)のさまざまな業績の中から愛国婦人会と夜間女学校に焦点を当て、それらに関する貴重な資料を展示する展示会「下田歌子展 ―愛国婦人会と夜間女学校を中心として―」を開催する。

 下田歌子は才色兼備と称えられた明治・大正期の教育家・歌人で、本名は平尾鉐(せき)。幼時より学者であった祖父・琴台、父・=蔵(=は金へんに柔)に教育された歌子は、7、8歳の頃には韻を踏んだ漢詩を作るような神童であったという。

 19歳で宮中に出仕し、和歌の才能を昭憲皇太后に愛され「歌子」の名前を賜った。また、40歳で内親王の教育を任され、その準備として2年間、欧米諸国の教育事情を知るため留学をしている。

 日本的教養と留学で培った思想をもとに、「社会を変えるのは女性である。そのためには女性が変わらなくてはいけない」と主張。明治32年(1899)には、自らの教育にかける信念である「実践」を校名に掲げた実践女学校と女子工芸学校を創設した。20世紀を目前に控え、新世紀にふさわしい女子教育に情熱を傾け実践してきた下田歌子の精神は、21世紀を迎えた今日もこの学園に脈々と受け継がれている。

▼「下田歌子展 ―愛国婦人会と夜間女学校を中心として―」の概要
 【会期】4月5日(土)~5月2日(金) ※4月5日を除く土・日・祝祭日休館
 【開催時間】11時~16時
 【会場】実践女子大学構内 香雪記念館1階 香雪記念資料館展示室
 【入館料】無料

主催・お問い合せ:実践女子学園香雪記念資料館 TEL 042-585-8873
協力:実践女子大学図書館

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