東京家政大学

東京家政大学の煉瓦校舎が板橋区の文化財に登録

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戦争直後から同大を支えてきた学び舎を後世に──。東京家政大学では、戦火で校舎を焼失した後、板橋の旧東京第二陸軍造兵廠跡地にて再スタートを切った。その当時の面影を残す板橋校舎の煉瓦建物3棟が、今年5月に板橋区の有形文化財に登録された。

 2008年5月13日付で、板橋区にある東京家政大学の煉瓦校舎が区の有形文化財(建造物)に登録された。登録されたのは、21号館(生活科学研究所・人工気候室)、22号館(造形表現総合基礎実習室C)、58号館(旧山吹寮)の3棟。

 1881年設立の同大は、当初、校祖の渡辺辰五郎の自宅である本郷湯島に校舎を置いていたが、1923年の関東大震災、1945年の東京大空襲の二度にわたり校舎を焼失。空襲の翌年、旧東京第二陸軍造兵廠(ぞうへいしょう)跡地であった現在の板橋校舎で再スタートを切った。
 ほとんどが旧軍の建物であったが、徐々に改築・増築が進み、現在では、当時の面影を残すのは上記の3棟のみである。

 今回の文化財登録は板橋区から打診があったもので、同大は「資金的にも新校舎を建てることが困難な時において校舎としての役割を果たしてきたこれらの建物を教育環境を維持していくうえで支障のない範囲でできるだけ保存していく方向」として同意した。


▼本件に関する問い合わせ先
 東京家政大学 進路支援センター
 東京都板橋区加賀1-18-1
 TEL: 03-3961-2443
 http://www.tokyo-kasei.ac.jp/index.html