学習院大学

学習院大学が平成21年度より「生命科学科」を開設

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学習院大学は理学部を再編し、これまでの物理、化学、数学の3学科に加え、2009年度から「生命科学科」を開設する。

 学習院大学(東京都豊島区目白)では1991年に生命分子科学研究所を設置し、分子生物学を基盤とした生命科学研究にいち早く着手。生命現象に関与する生体高分子の基礎的な研究を推進してきた。
 さらに2008年4月には、近年の生命科学の発展に対応すべく、大学院自然科学研究科生命科学専攻を開設。生化学、分子生物学、細胞生物学、発生生物学、生物物理学、創薬科学の生命科学各分野で活躍する教授陣の指導により、高度な研究活動を展開し始めている。

 これらに次いで、理学部では2009年4月に新学科「生命科学科」を開設し、分子細胞学を基盤として、DNA、RNA、タンパク質など、生体高分子の分子レベルでの教育・研究から、細胞の活動や動物・植物の個体発生などの生命現象を幅広くカバーした教育・研究を行う。これらに加え、タンパク質工学や遺伝子工学等、バイオテクノロジーの先端的な教育・研究も多く行われることになる。

 このような先端的な研究に取り組むには、土台となる基礎科学の理解が不可欠となる。生命科学科では分子細胞生物学の教育を主軸とするが、物理学、化学、物理化学などの基礎科目をも充実させる。
 また一方では、進化、生態、ヒトといったマクロの生物学の教育も行う方針で、理学部というバックボーンを生かした学習院大学ならではの教育が進められる。

 学部再編に伴い、理学部の定員は下記のとおり一部変更となる。

 ◎物理学科 (現)45名 → (2009年4月入学者より)50名
 ◎化学科  (現)45名 → (2009年4月入学者より)50名
 ◎数学科     60名
 ◎生命科学科   50名

※下記「ファイルのダウンロード」をクリックすると、本件に関する資料(PDFファイル)をご覧いただくことができます。