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東京家政大学が「ヴイ街なか」プロジェクトで「食育」を実践──地域社会と、障害がある人々に向けた支援活動を展開

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東京家政大学は、4月16日にオープンを予定している複合施設「ヴイ街なか」のプロジェクトに人的・ソフト面で協力。栄養カウンセリングや料理教室などの実践を通じて、地域社会と障害を持つ人々への支援を展開する。

 ヴイ街なかは、「ダイニング街なか」「スタジオ街なか」「サポート街なか」の3つのプロジェクトからなる複合施設で、4月16日より、東京都北区のJR十条駅そばにオープンを予定している。地域のお年寄りからお母さんまで、障害を持つ人も持たない人も気軽に立ち寄れる“街なかにある小さな居場所”をコンセプトとしている。
 地域の人々がさまざまな目的で活用できる「コミュニティー」であり、障害がある人もいきいきと働き、サービスを提供することで、新しい職場を開拓する場としての発展も目指していく。

 この「ヴイ街なか」を運営する株式会社ヴイ街なか(代表取締役 : 道津弘二)は、グループホームやケアホーム、就労支援センターなどの事業を行っている社会福祉法人ドリームヴイ(理事長:鹿野善雄)の関係者や、このコンセプトをともに推進しようとする多くの人たちにより設立されたもので、今回のプロジェクトは、東京都および独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構に助成金の申請を行い推進している。
 東京家政大学では、「食」や「食育」に関わる教育・研究の成果を、地域社会および障害のある人々への支援に活かすため、今回のプロジェクトに賛同。人的・ソフト面での協力に至った。

 「ダイニング街なか」では同大の特色を生かし、同大ヒューマンライフ支援センター主催による栄養カウンセリングや料理教室等の行事などを通じて、地域社会に「食育」を推進。十条駅そばの好立地を活かすとともに、多数の飲食店がある中での差別化を図るため、安全で独自のメニュー構成、“ここにしかないおいしい料理を出すお店”を目指す。
 朝はパンの販売と喫茶の提供、昼は軽食・喫茶とともに「昼の定食」を用意。持ち帰り用の弁当や日替わり定食、甘いものを用意してカフェの雰囲気を出すことなども検討。夜はお酒のつまみ、丼ものなどの多彩なメニューを揃え、定番メニューを考案するとともに、お酒も提供する。また、バイキング形式の夕げも検討している。

 なお、「スタジオ街なか」では障害者と健常者が「ともに利用する」空間として、ヨガやダンス、ゴスペル、造形、習字などの講座を開設。「サポート街なか」では就労相談や法律相談、子育てや自立支援などの各種相談・サポート事業の展開を予定している。

▼本件に関する問い合わせ先
 東京家政大学 進路支援センター
 東京都板橋区加賀1-18-1
 TEL: 03-3961-2443
 http://www.tokyo-kasei.ac.jp/index.html