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昭和大学医学部の学生が執筆・編纂した『臨床実習ポケットガイド』(聖路加国際病院理事長・日野原重明先生監修)刊行

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昭和大学医学部の学生が執筆・編纂し、学生や研修医の臨床研修に豊富な経験を持つ聖路加国際病院理事長・日野原重明先生が監修した“医学生による、医学生のための”臨床実習ポケットガイドブック『ポイントで理解する 臨床技能ポケットガイド』が出版された。

 知識偏重から技能・態度を重視した医学教育への転換は、医学教育改革のポイントのひとつである。臨床実習開始前に行われる「共用試験」では、知識を評価するCBT(Computer-Based Testing多肢選択形式試験)と、技能・態度を評価するOSCE(Objective Structured Clinical Examination 客観的臨床能力試験)の両輪により、学生の医学レベルを評価している。

 このOSCEに関しては多くの教本が出版されているが、このたび昭和大学医学部の学生が執筆・編纂し、聖路加国際病院理事長・日野原重明先生が監修した『ポイントで理解する 臨床研修ポケットガイド』(発行:丸善(株)出版事業部 定価3,675円《税別3,500円》 天地188×左右112mm 208ページ)が出版された。

 本書は、昭和大学の海外協定校である米国チューレン大学に短期留学した学生を中心に、同大学で使用されているOSCEガイドブックを範とし、本邦での卒前医学教育でのポイントを加味して執筆された。
 写真やイラストを多く用いるなど、医学生が理解しやすいような工夫を随所に施すとともに、臨床実習の現場でも、基本的事項をはじめ診察技術や評価のポイントなどを、白衣のポケットからいつでも取り出し参照できるように作られた、“医学生による、医学生のための”臨床実習ポケットガイドブックに仕上がっている。

 今年3月3日には、監修者である日野原先生をお迎えし、学内において記念祝賀会を開催。本学理事長、学長をはじめ、本書の執筆・編纂に関与した学生および原稿を修正した同大OSCE小委員会委員など30数名が参加した。

※参考『ポイントで理解する臨床技能ポケットガイド』
http://pub.maruzen.co.jp/book_magazine/book_data/search/9784621080757.html

▼本件に関する問い合わせ先
 昭和大学 医学部
 医学教育推進室長 高木 康 教授
 TEL: 03-3784-8000(代表)
 http://www.showa-u.ac.jp/

595 記念祝賀会にて(1) 日野原先生

596 記念祝賀会にて(2) ポケットガイド編集委員