桃山学院大学

国境を越えたボランティア活動で、留学では得られない体験を――桃山学院大学

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「世界の市民」の養成を建学の精神としている桃山学院大学(大阪府和泉市)では、「国際ワークキャンプ」や「インド異文化・ボランティア体験セミナー」などの海外ボランティア活動を多数実施している。単なる語学研修とは異なり、現地の人々との交流・協働から貴重な体験が得られると学生にも好評だ。帰国後も多くの学生が支援活動を続け、国境を越えたボランティア精神を育んでいる。


 桃山学院大学(大阪府和泉市)の「国際ワークキャンプ」は、1987年にスタートした伝統的なプログラムだ。現在はインドネシア・バリ島の村を訪れ、現地の学生とキャンプ隊を編成。交流を行いながら、小学校の建設作業の手伝いや児童養護施設での活動等のボランティア活動を約3週間にわたって実施している。
 
 このプログラムの意義は、関係者の支援を基に、これまでの実践を継承し、学生が主体的に運営に参加する点にある。また、事前の学習・訓練・準備によって始まり、事後の報告書作成・報告会の開催を通してなされる「協働」についての総合的な体験学習は、日本とインドネシアの関係についての学習、バリの歴史・文化に直接触れた上でのインドネシア語学習の機会にもなっている。このプログラムの参加をきっかけとして、帰国した後も現地支援等の活動を続ける学生や卒業生は多いという。
 
 一方、春休み期間中に実施する「インド異文化・ボランティア体験セミナー」は、インドのデリーとコルカタを訪問し、ボランティア体験や社会見学、英語研修を行う約3週間のプログラムだ。単なる観光旅行という認識や自己満足で終わることなく、将来の目標を定める大きな契機とすることを狙いとしている。
 学生はマザー・テレサの「マザーハウス」をはじめとする福祉施設で、高齢者の介護や障害者、子どもたちと触れ合うことを通し、インドの現状を知る。このプログラムを終えて帰国した学生の多くが「日本での日常生活では決して味わうことのできない貴重な経験を得ることができた」と語っている。なお、今年度は3月11日(木)に同プログラムを終えた学生たちが帰国する。
 
 その他にも同大では、インドネシアの派遣先の村長にヒアリングした後に活動内容を決定し、村の小学校のリペイントや設備補修、花壇・焼却炉の設置などを行う「インドネシア地域ボランティア活動(COP)」や、砂漠化問題が深刻となっている内モンゴルで植林活動に参加する「内モンゴル緑化ボランティア体験セミナー」、オーストラリアでのキャンプ施設の見学を通じて福祉やボランティアを学習し、共生社会のあるべき姿を学ぶ「共生社会体験セミナー」など多くの活動を実施している。
 「世界の市民」の養成を建学の精神としている同大学において、これらの海外ボランティア活動は、絶好の課外活動プログラムであるといえるだろう。
 
▼本件に関する問い合わせ先
 桃山学院大学 国際センター事務課
 〒594-1198 大阪府和泉市まなび野1-1
 TEL: 0725-54-3131(代)