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摂南大学薬学部附属薬用植物園が「『衣』体験学習会」を開催――ワタの栽培管理から、藍染め体験まで

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摂南大学(学長:今井光規)の薬学部附属薬用植物園(大阪府枚方市)では、今年度から新たに関西一円の住民を対象とした「『衣』体験学習会」を開催している。これは、北河内地区在来の「河内綿」を中心とした栽培管理・収穫や、アイを用いた染色などを体験するもの。6月に鉢植えをした河内綿と南京綿を薬用植物園内の樹木園に定植し、その後、数人の班に分かれて月に1~4回、各2時間程度の活動を続けている。秋の学習会では、主にコットンボールの摘み取り、アイの収穫などを行う。


 摂南大学(学長:今井光規)薬学部附属薬用植物園(大阪府枚方市)は、枚方台地のほぼ先端・洞ヶ峠に接する緩やかな丘陵地に位置している。昭和58年の薬学部の設置認可と同時に附属施設として設置され、現在は薬学部の学生と教職員の教育・実習および研究を目的として運営されている。
 敷地内は温室のある「標本園」と「樹木園I」および「樹木園II」の3か所に分かれており、標高は約60メートル、総面積は約10,000平方メートルに及ぶ。約1200種類の植物は暖温帯に生育するものが中心だが、一部熱帯、亜熱帯の植物も存在する。主に栽培しているのは、日本薬局方収載生薬や漢方用薬、民間薬などに用いられている薬用植物、および香料や食料、染料などに用いる有用植物や有毒植物類だ。
 
 こうした中、同園では2010年度から一般の人々を対象とした「『衣』体験学習会」をスタートした。これは、同園が北河内地区の北端に位置する環境を生かし、在来の「河内綿」を中心とした栽培管理および収穫、アイを用いた染色などを体験するものだ。
 開催に当たって、植物の自然観察、ワタや染色に興味のある人の参加を募ったところ、関西一円から30名の定員を大幅に超える43名の申し出があった。6月に開催した学習会では、鉢植えをした「河内綿」と「南京綿」を薬用植物園内の樹木園に定植。その後、数人の班に分かれて、月に1~4回、各2時間程度の活動を続けている。
 今回の学習会では、コットンボールの摘み取りなどを行う。詳細は以下の通り。
 
◆摂南大学「『衣』体験学習会」概要
【開催日時】
 10月 7日(木)10:00~
    16日(土)13:30~
    20日(水)13:30~
    26日(火)13:30~
【開催場所】
 摂南大学薬学部附属薬用植物園(大阪府枚方市長尾峠45-1)
 TEL: 072-866-3136
 http://www.setsunan.ac.jp/~p-yakuso/index.htm
 
【経過・予定】
 ●7月:除草、摘芯など植物の手入れ、アイの収穫
 ●8月:藍染め体験
 ●9月~11月:コットンボールの摘み取り、アイの収穫
 ●1月~2月:ワタくり、糸つむぎ、紅花染色体験
 
▼本件の内容に関する問い合わせ先
 摂南大学地域連携センター(担当:小出)
 〒572-8508 大阪府寝屋川市池田中町17-8
 TEL: 072-829-0385
 FAX: 072-829-7888
 E-mail: chiiki@ofc.setsunan.ac.jp
 URL: http://www.setsunan.ac.jp/s/chiiki/
 
▼本件の取材に関する問い合わせ先
 学校法人常翔学園 広報室(担当:油井、川西)
 TEL: 06-6954-4026