広島国際大学

広島国際大学の蒲田和芳准教授らが医療用ストッキング装着補助機器を開発

大学ニュース  /  産官学連携  /  地域貢献  /  その他

  • ★Facebook
  • ★Twitter
  • ★Google+
  • ★Hatena::Bookmark

このたび、広島国際大学保健医療学部理学療法学科の蒲田和芳准教授を中心としたプロジェクトチームが、医療用ストッキング装着補助機器を考案し、特許出願を行った。今後は、産学連携による研究成果の製品化などの展開を予定している。

【医療用ストッキング装着補助機器について】
 がんなどの手術の後に手足がひどくむくむ「リンパ浮腫」という病気では、むくみ対策として患部のマッサージや医療用弾性ストッキングが用いられる。しかし、このストッキングは強い弾性による圧力のため、患者が一人で履くには大変な困難を伴う。本発明は、非常に強い弾性力を有する医療用ストッキングの口部を簡単に拡げる機能を有し、他人の手助けなしに弾性着衣を容易に身体に着用することができる補助機器である。

【開発の経過】
 広島国際大学のほか大阪工業大学、摂南大学などを設置する学校法人常翔学園の創立90周年事業の一環で、2008年7月、全国の小中高生を対象に「夢を応援するプロジェクト」という作文コンテストを実施した。その中の入賞作品に、『「リンパ浮腫」に苦しむ祖母に、医療用ストッキングを楽に履いてもらいたい』と考えている、愛媛県立今治西高等学校の門田有加さんがいた。その夢を実現するためのプロジェクトとして始動し、門田有加さんの参加・協力を得ながら一つの成果につながり、門田有加さんも共同発明者の一人になっている。

【今後の展開】
 今後は本機器のさらなる軽量化や操作性の改良を進め、産学連携による研究成果の商品化を目指す予定。製造・開発・販売等にご協力いただける企業様の参加を希望している。

▼本件に関する問い合わせ先
 広島国際大学
 保健医療学部理学療法学科
 准教授 蒲田和芳(ガマダ カズヨシ)
 〒739-2695 東広島市黒瀬学園台555-36
 TEL: 0823-70-4550
 E-Mail: gamada@hs.hirokoku-u.ac.jp
 ※2010年12月26日(日)~2011年1月5日(水)の期間は問い合わせに対応できない場合があります。