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立教大学の手話サークルが『はじめての手話ダンス&ソング』を出版~写真・イラスト入りの3編、絵本風に楽しく~

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立教大学(吉岡知哉総長)新座キャンパス(新座市北野1-2-26)の手話サークル「Hand Shape」が、『はじめての手話ダンス&ソング』というタイトルの手話の本を出版した。単に手話をマスターするためのマニュアル本ではなく、手話の魅力を伝え、手話に楽しく触れる機会を持ってくれるような「手話歌」に仕立てているのが特徴で、写真やイラストなどをふんだんに盛り込んだ絵本風に編集されている。

 『はじめての手話ダンス&ソング』は、比較的簡単な初級編から中級編、大人数で演じる上級編の3巻で構成されている。
 初級編の第1巻は、SMAPの代表作としてヒットした『世界に一つだけの花』やKinKi Kidsの『フラワー』の歌詞を手話訳と楽譜で紹介した後、サークルのメンバー1、2人による手話写真とイラストで描かれたフォーメーションで、誰でも手話ダンスが楽しめるように工夫してある。中級編の第2巻は、2、3人のメンバーがTVドラマの『白線流し』の主題歌『空も飛べるはず』やサッカーワールドカップの日本代表応援歌『翼をください』などを演じている。上級編の第3巻は、6~8人のやや複雑なフォーメーションを紹介、学園祭や地域のイベント向きの内容になっている。装丁は初級、中級、上級ともカラーのハードカバーで、いずれもB5版の47ページ建て。
 制作に携わった小山雄二前代表(コミュニティ福祉学部4年次)は、「少しでも多くの人に手話という言語を知ってもらい、楽しんでいただければ」と語っている。

 立教大学手話サークル「Hand Shape」(現代心理学部3年次 田本英幹代表)は、新座キャンパスを中心とする会員100名を超えるサークルである。毎年秋に実施される新座キャンパスの学園祭(IVY Festa)では、手話歌の公演を行っており、5年連続グランプリを獲得するなど活発な活動をしている。

 この本は、2010年に出版社から学園祭での公演を書籍化したいとの依頼があり、実現した。野口岳史立教大学兼任講師、手話通訳の細野昌子立教大学兼任講師に本書の監修をお願いしたほか、イラストレーターの福田行弘氏にも協力をいただいた。出版元は(株)汐文社(本社:東京都文京区、電話:03-3815-8421)、定価は本体2,000円+税。主に小・中学校や公立の図書館向けに販売を考えている。

▼本件に関する問い合わせ先
 立教学院企画部広報課
 〒171-8501 東京都豊島区西池袋3-34-1
 TEL: 03-3985-2202

2220 『初めての手話ダンス&ソング』(汐文社)