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横浜市立大学国際総合科学部がさらに進化――4学系12コースへ

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横浜市立大学国際総合科学部は、国際都市横浜に位置する大学ならではの学びを展開する「国際都市学系」を新しく加えた4学系体制となる。また、理学系には新たに「生命医科学コース」を設置する。新学系・コースでは、将来の進路を見据え教育体系をより明確にし、大学院との連結も考慮した体系となる。6月18日(土)10:00~、金沢八景キャンパスで開催されるプレ・オープンキャンパスにて新体制に関する説明会を実施する。

≪国際総合科学部改編のポイント≫

1 目的がより明確になる4学系12コース
 従来の3学系(国際教養学系、経営科学系、理学系)に国際都市学系を加えた4学系とし、各学系のもとにそれぞれ3つのコースを設ける。学系としての教育のまとまりを基礎に、関心や専門性に応じたコースでの教育が行われる。卒業時に取得できる学位(国際教養学・学術・経営学・会計学・経済学・理学)にそった教育プログラムがより明確になり、より確かな「学びの質保証」につながっている。

2 新しい学系「国際都市学系」、理学系の新コース「生命医科学コース」
(1)国際都市横浜ならではの新しい学系「国際都市学系」
 横浜の課題は、一都市の個別的課題ではなく、未来の世界を考えるために解決されるべき普遍的課題であると言えよう。横浜という都市を舞台に、その課題を発見し解決策を考える。そのための基本的な学問を学び、フィールドワークなどを通して実際に課題に取り組むことで、自ら考え、自ら行動できる「自己実現型」の人材育成を目指します。国際都市横浜が設置する横浜市立大学だからこそ実現した新しい学びの分野である。

(2)医学と理学の融合による理学系の新コース「生命医科学コース」
 本学の先端研究の中核である鶴見キャンパス(生命ナノシステム科学研究科)及び福浦キャンパス(医学部)と連携した「生命医科学コース」を新設する。

3 切磋琢磨で磨くコミュニケーション力
 国際総合科学部の学生たちは、それぞれが目指す専門分野に軸足を置きつつ、幅広い知識を身につけることになりますが、現代社会でさらに求められているのがコミュニケーション能力です。4学系12コースへの再編で、より多彩な個性を持つ学生が集まるようになり、横断型の学びのスタイルが、異分野の人との交流を実現させ、自分の専門性を確立すると同時に他者の専門性を認識することで、自分の立ち位置をしっかり理解することができる。

※国際総合科学部 今までのあゆみ
 本学は、平成17年に国際文化学部、商学部、理学部の3学部を国際総合科学部へと統合し、それまで学部ごとに分かれていた学びのシステムを取り払い、横断的に学べる体制を構築した。
 これは、グローバル化が急激に進む社会においては幅広い視野で物事に対処することが求められ、ただ専門知識だけを身につけても社会で活躍できる舞台は限られてしまうためである。そこで学生たちは、従来の3学部に準ずる3学系(国際教養学系、経営科学系、理学系)で専門性を深めつつ、共通教養科目によって、その専門性を活用する基礎としての教養を学べるようになった。
 平成23年度までの実績をふまえ、また、平成21年に行った大学院の再編および今後の大学院の方向性を見据えて、大学院とのつながりも検討したコース再編を実施する。

2271 国際総合科学部改編概要図