昭和大学

学校法人昭和大学の正式事業として「昭和大学臨床薬理研究センター」が開設

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昭和大学は10月6日、附属烏山病院(東京都世田谷区/381床)に「昭和大学臨床薬理研究センター」を開設した。同センターは44床の研究用ベッドを有し、PhaseIなどの治験のほか、臨床薬理学の目的である合理的薬物治療実現のためのエビデンスの探求を目指している。

 昭和大学臨床薬理研究センターの活動は、治験のPhaseIを迅速、確実に高い品質のもとで実施するだけではなく、昭和大学の特徴を生かし、附属9医療機関(約3,000床)の臨床専門領域各科と連携を図り、PhaseIに引き続くPhaseII(POC、POM試験)などを同大の附属病院で実施できる体制構築に努めている。

 わが国において、優れた医薬品を迅速に患者さんのもとに届け、いわゆるドラッグラグを解消するためにも、医薬品開発の早期・探索的臨床試験の実施施設と体制が学校法人昭和大学の正式事業として開始されることは、医薬品開発分野において極めて大きな社会貢献になると考えられる。

 さらに、医系総合大学である昭和大学が、医学部・歯学部・薬学部・保健医療学部の実地教育の場として同センターを活用することで、臨床薬理学領域における人材育成の場にもなる。これは「優れた医療人の育成」を使命とする大学の理念と一致し、重要な教育の一助になるとしている。

◆昭和大学臨床薬理研究センターの理念
(1)臨床薬理研究センターは、医薬品開発に伴う早期・探索試験(PhaseI→POC、POM)を実施する。さらに当該医薬品候補物のその後の臨床試験(Phase II、III)を本学各病院で実施できるよう支援し、産学連携による医薬品開発の質の向上およびスピードアップを図り、ドラッグラグ解消に貢献する。

(2)医師らのクリニカルクエッションに基づき、実施する臨床薬理学的研究を支援する。

(3)医薬品開発や臨床研究の重要性を啓発し、知的財産創出を目指すことによって、担当医師等の評価向上を図る。

(4)医系総合大学としての同大の特徴を生かすために、医学部・薬学部・歯学部・保健医療学部における同分野の実地教育、研究に貢献する人材を育成する。

▼本件に関する問い合わせ先
 昭和大学臨床薬理研究センター
  〒157-8577 東京都世田谷区北烏山6-11-11 昭和大学附属烏山病院内
  TEL: 03-3300-5247 (担当:梅原)
  E-mail: showa-crc@ofc.showa-u.ac.jp (臨床薬理研究センター事務)
  URL: http://www.showa-u.ac.jp/about_us/facilities/ctc/index.html