大妻女子大学

地域に知の還元――大妻女子大学が所蔵貴重資料を都内の展示会に出品、関連講演会に協力

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大妻女子大学が所蔵する江戸・明治期の文献などの貴重資料を出品した展示会が、都内で相次ぎ開催。関連講演会開催にも協力している。新宿歴史博物館で開催されている特別展「『蜀山人』―大田南畝と江戸のまち」(12月4日まで)では資料7点を展示し、11月23日(水・祝)には関連記念講演会「大田南畝の狂歌活動―寛政改革までを中心に」を実施する。さらに、千代田区立千代田図書館のミニ展示会「書物と読者をつないだ明治期の販売目録―願クハ購求アランコトヲ」(12月24日まで)では、11月18日(金)に講演会「明治期の出版広告と地方の読書」を開催する。

 大妻女子大学(東京・千代田区)の知を地域へ還元する試みとして、同大が所蔵する江戸・明治期の文献などの貴重資料を出品した展示会が、現在都内で相次いで開催。関連講演会にも協力している。

 新宿歴史博物館(JR四ッ谷駅下車)で12月4日(日)まで開かれている特別展「『蜀山人』―大田南畝と江戸のまち」は、東京・牛込生まれの江戸のマルチ文化人の蜀山人・大田南畝の生涯と文芸世界を紹介。同大の資料7点(※1)も展示されている。
 さらに、11月23日(水・祝)14:00に同館で開催される関連記念講演会では、文学部日本文学科の石川了教授が「大田南畝の狂歌活動―寛政改革までを中心に」と題した講演を行う。

 12月24日(土)まで千代田区立千代田図書館(東京メトロ九段下駅下車)で開催されるミニ展示会「書物と読者をつないだ明治期の販売目録―願クハ購求アランコトヲ」では、同大収蔵の明治期の雑誌『日本大家論集(1887~88年博文館発行)』が展示されている(※2)。11月18日(金)の18:30から開催される展示関連講演会では、文学部日本文学科の木戸雄一准教授が「明治期の出版広告と地方の読書」について語る。

 同大と千代田図書館の連携は、2008年の大妻学院100周年・大妻女子大学国文学会40周年記念事業として、同館のミニ展示会「梶井基次郎の手迹と荷風、漱石の番町」に大学所蔵資料を出品し、協力したのがきっかけ。以後毎年、連携したミニ展示会が開催されている。

※1:大妻女子大学が出品した資料7点は、以下の通り。
 狂歌知足振、狂歌若葉集、三十六人狂歌撰、流観百図第一巻、蜀山余録、「寝惚先生文集」袋付、蜀山人自筆書簡

※2:ただし貴重資料保護のため11月17、18両日を除き複製展示。

▼本件に関する問い合わせ先
 大妻女子大学 広報戦略室
 東京都千代田区三番町12番地
 TEL: 03-5275-6159
 FAX: 03-5275-6800