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東洋大学が国際哲学研究センター設立記念シンポジウム「哲学の国際化は可能か」を12月10日に開催

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グローバル化が進んだ現在、価値観の多様化とともに未来への方向性を見極めかねている現代社会にあって、人間と社会のあり方を根源的に問い直す哲学的探究が求められている。東洋大学は明治20年、哲学者・井上円了により創立された「哲学」を基盤とする大学であり、来年、平成24年に創立125周年を迎える。こうした機にあって「国際哲学研究センター」を設立し、その設立記念となるシンポジウムを開催する。申し込み不要。

 東洋大学国際哲学研究センターは、これまで同大大学院文学研究科が中心となって進めてきた研究プロジェクト「多元化した地球社会における新たな哲学の構築」が、文部科学省「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」に採択されたことにより、2011年7月に発足した。
 
 同センターは「日本哲学の再構築に向けた基盤的研究」「東西哲学・宗教を貫く世界哲学の方法論研究」「多文化共生社会の思想基盤研究」というテーマからなる3つのユニットを組み、同大が有する「井上円了哲学」の現代的役割を国際的に発信するとともに、東西思想の差異するところを踏まえつつ、哲学研究の国際的なネットワーク形成を目指している。

 今回「哲学の国際化は可能か」をテーマに設立記念シンポジウムを開催する。基調講演に京都大学名誉教授の加藤尚武氏(専門:哲学、環境倫理学)を迎えるほか、各ユニット代表者がそれぞれの分野から「哲学の国際化」に対するアプローチを行う。

■日 時 2011年12月10日(土)13:00~17:00
■会 場 東洋大学白山キャンパス 2号館16階スカイホール 東京都文京区白山5-28-20   
都営三田線「白山」駅/東京メトロ南北線「本駒込」駅 徒歩6分
〔地図〕→ http://www.toyo.ac.jp/access/hakusan_j.html

■プログラム
13:00~13:05 開会の辞
13:05~14:35 基調講演 「哲学の国際化は可能か」
            京都大学名誉教授 加藤尚武 氏
14:35~14:50 休憩
14:50~15:10 発表1「哲学は国際化できるか」
          国際哲学研究センター第1ユニット研究員 吉田 公平(文学部教授)
15:10~15:30 発表2「国際哲学研究の可能性をめぐって」
          国際哲学研究センター第2ユニット研究員 山口 一郎(文学部教授)
15:30~15:50 発表3「蓄積される罪と罰-古代の道教思想から現代へ」
          国際哲学研究センター第3ユニット研究員 菊地章太(ライフデザイン学部教授)
15:50~16:00 休憩
16:00~16:50 総合討論
          モデレーター 国際哲学研究センター長 村上 勝三(文学部教授)
          ディスカッサント 加藤尚武、吉田公平、山口一郎、菊地章太
16:50~16:55 閉会の辞

※東洋大学国際哲学研究センターのホームページ
 http://www.toyo.ac.jp/rc/ircp/

▼シンポジウムの内容に関する問い合わせ先
 東洋大学国際哲学研究センター(担当:堀内)       
 TEL: 03-3945-8374 
 E-mail: ircp@toyo.jp   

▼本件の取材・記事掲載に関する問い合わせ先
 東洋大学総務部広報課 (担当:川俣)
 TEL: 03-3945-7571
 E-mail: mlkoho@toyo.jp

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