実践女子大学

学生らが高齢者の生活機能向上と居場所づくりに貢献――実践女子学園が日野市多摩平の森自治会との協力で「元気な街づくり事業」に取り組む

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実践女子学園健康栄養科学研究所(所長:山田茂 同大生活科学部食生活科学科教授)は、日野市多摩平の森(UR都市機構)の団地住民や自治会からの強い要望を受け、今年の4月に地域の高齢者の生活支援活動を目的とした「桜楓(おうふう)散歩会」を設立。同大教員を中心とした研究員8名と学生スタッフ10名が、週3回のウォーキングによる体力づくりなど、さまざまな活動を行っている。

 現在、「桜楓散歩会」には約60名の地域の高齢者が会員として登録しており、週3回の散歩(ウォーキング)による体力づくりを中心に活動している。
 参加者は学生スタッフと共に、団地内の集会所から約1キロ離れた実践女子大学まで、さまざまなルートを通ってウォーキングを行う。ウォーキング後は、ストレッチや卓球などの軽スポーツで汗を流して生活機能の向上を目指すほか、定期的な体力測定や心理調査を受けることで、科学的な観点から心身・生活の質を向上するアドバイスなども受けることができる。

 また、定期的に活動に参加することで、参加者同士が交流を深め、豊かな地域コミュニティの形成にも資することが期待されている。学生スタッフにとっては、高齢者の健康や生活に関する知識、コミュニティ作りの手段・方法、コミュニケーション能力の修得などにつながり、社会的モラルや組織への適応力を身につけるための教育的な場としても位置づけられている。

 同会では今後も、多様な側面から高齢者に関わりを持ち、より質の高い生活を提供することを目的に活動を続けていくとしている。活動の詳細は以下の通り。

◆桜楓散歩会の活動
 ●実践女子学園健康栄養科学研究所研究員による講演会
  10月19日「ノルディックウォークのすすめ」 講師:佐藤健(実践女子大学生活環境学科准教授)
  11月14日「In body&体力測定の結果」講師:山田茂(実践女子大学食生活科学科教授)
 ●ノルディックウォーキング
 ●実践女子大学学食体験
 ●実践女子大学構内での銀杏拾い
 ●救急法の指導
 ●卓球大会
 ●レクリエーション
 ●多摩平の森夕涼み会(8月27日)
 ●敬老を祝う会(10月15日)
 ●クリスマスパーティ(12月21日予定)
 ●外部講師および研究員によるシンポジウム(来年3月24日開催予定)

▼本件に関する問い合わせ先
 実践女子学園総合企画室
 〒191-8510 東京都日野市大坂上4-1-1
 TEL: 042-585-8804
 URL: http://www.jissen.ac.jp/

2795 団地内の集会所に集合し準備運動

2808 ノルディックウォーキングの様子

2797 大学施設内でのストレッチの様子

2798 学食体験の様子