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龍谷大学電子情報学科植村研究室チームがRoboCup2012世界大会Logistics Leagueに日本代表として出場

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龍谷大学理工学部電子情報学科(滋賀県大津市)の植村研究室チーム(チーム名:BabyTigers - R)が、6月18日(月)よりメキシコ市シティで開催される国際的なロボット競技会「RoboCup2012世界大会」に、日本代表として出場する。

 出場競技は、協賛企業であるフエスト社主催の「Logistics League」で、世界各国から9チームが参戦する。

 同競技は、各チームが共通のロボット『Robotino(R)』をベースに、“工業生産におけるロボットの自律制御”に焦点を当て、工場内における移動ロボットの自動操縦をめざし、ロボットが自律的かつ柔軟に判断・行動を選択するよう、ソフトウエアの開発・ハードウエアの改良を通じて、技術力を競い合うもの。

 人間とロボットの工業的な課題解決に向けたロボットの自律制御は、理工系の学部として大きな挑戦であり、その一環として、植村研究室チームは技術を積み上げてきた。今回の世界大会出場にあたり、同研究室チームは、人とロボット、またロボット間の通信方法として、光を用いた可視光通信を導入する予定。この技術は、無線LANの混信の影響を受けず、確実な通信を可能としている。

◆「RoboCup2012世界大会Logistics League」概要
開催期間:2012年6月18日(月)~6月24日(日)
開催場所:メキシコ メキシコシティ
競技概要:3台のロボットを用い、木材にみたてたパックを加工機械へと手順通りに運び、何度かの加工を経て、出来上がった生産物を指定の場所に配達するという競技で、ロボットの自律制御の技術力を競い合う

<「RoboCup 2012世界大会」の競技内容>
「ロボカップサッカー」「ロボカップレスキュー」「ロボカップ@ホーム」「ロボカップジュニア」、そして植村研究室チームが参加する「Logistics League by FESTO」の5つの競技と、それらの学術的成果を発表する国際会議としてロボカップシンポジウムを開催

<植村研究室チーム(チーム名:BabyTigers - R)メンバー>

理工学部電子情報学科講師 植村 渉
理工学研究科電子情報学専攻博士後期課程3年 奥田 邦義(中村・植村研究室所属)
理工学研究科電子情報学専攻修士課程1年 小田 翔平(植村研究室所属)
理工学部電子情報学科3年 上里 祐介(植村研究室所属)
理工学部電子情報学科3年 杉浦 剛史(植村研究室所属)
理工学部電子情報学科3年 福井 邦季(植村研究室所属)

【参考:「RoboCup」について】
 RoboCupは、ロボット工学と人工知能の融合、発展のために自律移動ロボットによるサッカーを題材として日本の研究者らによって提唱された競技会。
 「西暦2050年までに、人間のサッカーの世界チャンピオンチームに勝てる、自律型の人型ロボットチームを作る」という夢に向かって研究を推進し、様々な分野の基礎技術を世界へ波及させることを目的として開催されている。

※詳細は龍谷大学理工学部ホームページを参照。
http://www.rikou.ryukoku.ac.jp/

▼本件に関する問い合わせ先
 龍谷大学学長室(広報)
 TEL: 075-645-7882
 FAX: 075-645-8692
 E-mail: kouhou@ad.ryukoku.ac.jp

3264 昨年7月に開催された世界大会に参加した際の植村研究室チームの様子