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東洋大学が9月15日・16日に国際シンポジウム「国際化時代の哲学」を開催

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東洋大学は創立125周年記念行事の一環として、9月15日(土)に「国際井上円了学会」設立にともなう記念公開シンポジウム、9月16日(日)に国際哲学研究センターによる国際シンポジウム「グローバルな現実に向きあう哲学」を開催する。両日の共通テーマは「国際化時代の哲学」。

 東洋大学の創立者である井上円了(いのうえ・えんりょう)は、明治時代に早くも国際的な視野に立ち、西洋哲学の受容と日本の新しい哲学の構築、仏教の近代化、妖怪についての研究を通した民衆の啓蒙、といった様々な功績を遺した。

 井上円了が創立した「私立哲学館」を継承し、本年創立125周年を迎えた東洋大学は、2011年度に哲学研究の国際的なネットワーク形成を目指す「東洋大学国際哲学研究センター」を設立。さらに国際的な連携のもとに井上円了に関する研究を推進するため、このたび「国際井上円了学会」を立ち上げた。
 これにともない、9月15日(土)は「国際井上円了学会」設立を記念したシンポジウム「国際人としての井上円了」を開催する。
 また、続く16(日)は、シンポジウム「国際化時代の哲学」を開催する。ここでは国内外から有識者を招き、グローバリゼーションに直面する今、哲学がどのような役割を担っていけるのか議論・提言を行う。

■「国際化時代の哲学」概要
両日ともに
場所 :東洋大学白山キャンパス 2号館16階 スカイホール
〔地図〕→ http://www.toyo.ac.jp/access/hakusan_j.html
主催 :東洋大学国際哲学研究センター
参加費 :無料 
※お申し込みはこちらから
→http://www.toyo.ac.jp/questionnaire/form_j/id/146/

■9月15日(土)「国際井上円了学会」設立記念公開シンポジウム
〔プログラム(予定)〕
13:00 開会挨拶 三浦節夫(東洋大学教授、井上円了記念学術センター研究員)   
13:05 設立記念公開講演「井上円了の哲学について」竹村牧男(東洋大学学長)   
14:20 設立記念公開シンポジウム「国際人・井上円了―その思想と行動―」        
・「井上円了の近代仏教」ゲレオン・コプフ(アメリカ・ルーター大学准教授)        
・「井上円了における「主躰」―日本思想の近代化についての一考察」
ミヒャエル・ブルチャー(東京大学国際本部兼東洋文化研究所特任准教授)        
・「蔡元培と井上円了の宗教思想の比較研究」
王青(中国社会科学院哲学研究所東方哲学研究室研究員) 
・「世界哲学の交差点―井上円了における理論哲学と実践哲学―」
ライナ・シュルツァ(東洋大学国際哲学研究センター客員研究員)        
・「井上円了の世界旅行」三浦節夫(東洋大学教授、井上円了記念学術センター研究員)   
16:15 討論   
17:30 閉会挨拶 村上勝三(東洋大学教授、国際哲学研究センター長)

■9月16日(日)国際シンポジウム「グローバルな現実に向きあう哲学」
〔プログラム(予定)〕
13:30 開会挨拶 村上勝三   
13:35 学長挨拶 竹村牧男(東洋大学学長)   
13:40 「ジャイナ教における非暴力の哲学的正当化」〔英語〕
ジャヤンドラ・ソーニー(オーストリア・インスブルック大学講師)   
14:10 「徳川日本の心学運動における中国的要素について」
呉震(中国・復旦大学教授)   
14:40 「グローバリゼーションの時代における人間の条件」〔フランス語〕
エティエンヌ・タッサン(フランス・パリ第7大学教授)   
15:10 「アメリカに浸透する仏教 - その現状と意義」
ケネス・田中(武蔵野大学教授)   
16:00 コメンテーターより問題提起   
16:10 総合討論   
17:30 閉会挨拶 宮本久義(東洋大学教授、国際哲学研究センター副センター長)

※外国語での発表には日本語の同時通訳付。

東洋大学国際哲学研究センターホームページ
http://www.toyo.ac.jp/rc/ircp/

▼申込に関する問い合わせ先
 東洋大学国際哲学研究センター(担当:堀内)      
 TEL:03-3945-8374 
 E-mail:ircp@toyo.jp   

▼取材・記事掲載に関する問い合わせ先
 東洋大学総務部広報課 (担当:川俣)
 TEL:03-3945-7571
 E-mail:mlkoho@toyo.jp