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◆生涯学習吹田市民大学 第３回大阪学院大学講座「世界を知ろう」概要

1. 日程・講座内容

●10月27日(土)
　広野 好彦
　テーマ：世界と日本―ニコライ２世と日露戦争―
　１９世紀末に開国した日本は、先進ヨーロッパ諸国からどのように見えたのでしょうか。ロシア帝国最後の皇帝ニコライ２世は、皇太子時代に訪日し暴漢に襲われ、また皇帝になってからは日本と戦争をすることになります。
　この稀有な体験を持つ皇帝の日記から見た日本と日本人について考えてみたいと思います。

●11月10日(土)
　小林　泉
　テーマ：国際協力、海外援助はなぜ必要なのか？
　日本の経済不況は１０年以上も続いていますが、一般人には一向に好転の兆しは感じられません。生活保護費受給者は２００万人を超え、東日本大震災で被災された方々の生活も元に戻ってはいません。それでも日本は年間7,000億円規模の海外援助を行い、今年はギリシャの経済危機支援に関連して５兆円程度をＩＭＦに拠出することを決めました。国内が困っている時に、なぜ外国支援をするのか？
　この講座では、その複雑な国際関係の仕組みを解き明かします。

●11月17日(土)
　瀬川 真平
　テーマ：世界の中のアジア－変わり行く暮らしと人々－
　アジアの国々が世界の政治や経済において存在感を高めています。日本から見ると、かつてのアジアは資源供給地・生産基地でしたが、経済の成長に伴って、今や工業製品だけでなく日本の食やファッション、サブカルチャーの一大消費地になっています。一方で、この地域の国はいずれも、その「国民」が言葉・習慣・宗教などを異にする多様な集団で構成されていることから、豊かな文化に彩られているとともに国家としての統一の難しさを教えてくれます。
　この講義では、経済発展と社会の変化、文化の多様性と統合という２つのカメラを手に、アジアの「今」を旅してみましょう。

●11月24日(土)
　松本 芳明
　テーマ：スポーツから見えてくる「世界」
　「なでしこジャパン」が優勝した昨年の女子ワールドカップサッカー、そして今年ロンドンで開催されたオリンピックなど、今やスポーツは世界中の膨大な人々の関心をひきつける存在となっています。しかし、それだけに政治的、経済的、文化的に大きな問題を抱えてもいます。
　この講座では、そうした「スポーツ」を通して見えてくる「世界」について一緒に考えてみたいと思います。

●12月8日(土)
　三輪 信哉
　テーマ：エネルギー、温暖化、原子力のゆくすえ
　貧困な国が経済成長するにはエネルギーが必要で、必然的に二酸化炭素の排出は増大し、温暖化が進みます。かといって期待の原子力も将来の見通しが立たない状態です。国際的な動向を踏まえつつ、未来のエネルギー、温暖化、原子力について考えてみたいと思います。

２. 時　　間 10：40－12：10 　

３. 会　　場 大阪学院大学 ２号館地下１階教室

４. 受 講 料 全５回講座５００円（当日会場でお支払いください）
※交通機関のストライキや台風・災害など、やむをえない事情で中止になった場合、講座受講料の返金はいたしませんので、あらかじめご了承ください。

５. 申し込み先 吹田市 生涯学習課
　TEL：　06-6873-9802
　FAX：　06-6873-9803
※往復はがきに、講座名（大阪学院大学講座）・住所・名前（ふりがな）・年齢・電話番号をご記入のうえ、吹田市　生涯学習課（〒565-0874　吹田市古江台３丁目８番１号　吹田市生涯学習課）へお申し込みください。（返信用にも宛先をご記入ください。1枚の往復はがきには1名分だけ記入してください）

６. 締め切り日 平成24年10月1日（月）～10月12日（金）必着

▼本件に関する問い合わせ先
　吹田市 生涯学習課
　TEL：　06-9873-9802
　FAX：　06-6873-9803
　大阪学院大学 エクステンションセンター
　TEL：　06-6381-8434
　URL：　http://www.osaka-gu.ac.jp/life_edu/index.html