上智大学

上智大学が、中国の大学に在籍する学生を対象としたウィンタースクールを開講――日本語と日本事情を学ぶ独自の短期プログラムによる新たな取り組み

大学ニュース  /  教育カリキュラム  /  国際交流

  • ★Facebook
  • ★Twitter
  • ★Google+
  • ★Hatena::Bookmark

上智大学では1月21日(月)~29日(火)にかけて、中国の大学に在籍する中国人学生を対象とした「上智大学ウィンタースクール2013」を開講、42名の学生を迎え入れる。これは、中国人学生が自国を離れて日本で学ぶことで、日本への理解を深めることへの一助とするとともに、青年層の日中交流を促進させることを目的として昨年より始まったもの。

 このプログラムは、日本語能力向上を図る【日本語学習】科目と、日本の「今」を学ぶ【日本事情】科目の2つから構成された8日間の短期プログラム。全ての授業は日本語で行われ、【日本語学習】は課題提出と試験、【日本事情】はレポートによって成績評価を行う。上智大学から成績表および修了証を発行することにより、参加学生は在籍する大学において単位認定を受けることが可能です。

 2回目となる今回は、外国人留学生が今日のわが国の現状を理解するだけでなく、今後の国際社会のあり方や日中関係を考察するための基礎知識を醸成することを狙いとしたプログラムとなっている。【日本事情】のクラスでは、中国でも特に関心の高い原発事故後のエネルギー問題や環境政策について、ISEP環境エネルギー政策研究所所長で、日本のエネルギー問題についてさまざまな活動を展開している飯田哲也氏を講師に招くほか、政治・経済・歴史・文化など、最新の日本事情について講義が行われる。24日には、同大文学部新聞学科の鈴木雄雅教授によるフジテレビ見学ツアーも行う予定。また、中国語を学習している日本人学生、および同大に長期留学中の中国人学生を交えた歓迎パーティーもプログラム初日に予定されており、全学一体となって来校する学生たちを迎え入れる。

 このプログラムに参加することにより、中国人学生が日本人の教員・学生その他関係者との交流を通じ、自国を見つめ直す機会が創出され、かつ将来の日中関係を構築していく若い世代間での相互理解が深まり、双方にとってこのプログラムの経験・体験が今後に生かされることが期待されている。

【開催概要】
プログラム名:上智大学ウィンタースクール2013
日程:2013年1月21日(月)~29日(火)
場所:上智大学四谷キャンパス (千代田区紀尾井町7-1)
対象:中国内の大学に在籍する中国人大学生

開講科目:
[1]「日本語」(日本語学習)
[2]「日本事情」
「日本事情」のテーマ
「戦後の政治体制における日本国憲法」、「メディアが作る日本文化」、「日本のエネルギー政策」、「国際労働移動と日本」、「日本と中国のマクロ経済関係について」、「日本の現代政治」

その他のアクティビティ:
21日:本学在学生によるキャンパスツアー/歓迎パーティー
24日:フジテレビ見学ツアー
29日:修了式

奨学金:
参加者には独立行政法人日本学生支援機構の奨学金(¥80,000/人)が支給
主催:上智大学

▼本件に関する問い合わせ先
 上智学院 総務局 企画広報グループ
 〒102-8554 東京都千代田区紀尾井町7-1
 TEL: 03-3238-3179
 FAX: 03-3238-3539
 E-mail: sophiapr@cl.sophia.ac.jp
 http://www.sophia.ac.jp/