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広島国際大学の熊谷孝三教授が、放射能について分かりやすく伝える絵本「ほうしゃのうが降ってきたの」を出版

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広島国際大学保健医療学部診療放射線学科の熊谷孝三教授は、このたび絵本「ほうしゃのうが降ってきたの」を出版した。これは、特に避難者や子どもたちに放射能を正しく理解してもらうことを目的としたもの。放射線と放射能の違いや人体への影響、放射能を浴びた食べ物は大丈夫なのか、本当に放射能や放射線は生活に役立っているのかなどについて分かりやすく解説しており、今後は被災地の幼稚園などに送る予定。価格は840円(税込)。

 今回、熊谷孝三教授が出版した絵本「ほうしゃのうが降ってきたの」は、同教授がTVなどを通じて「東京電力福島第一原発事故発生後の放射能に対する理解が不十分」と痛感したことから制作に至ったもの。「放射能が伝染する」などの誤った情報に触れても惑わされることのないよう、正しい理解を広めることを目的としている。

 絵本は、小さい女の子が母親に問いかける形式で、「放射能はどうやって防ぐの」「食べ物は大丈夫」などの素朴な疑問に母親が答えていく内容。
 放射能とはどういったもので、人体にどのような影響を及ぼすかなどをテーマに、難解になりがちな放射能について分かりやすく伝えている。
 同教授はこの絵本が子どもをはじめ、大人も放射能について理解し、考えるきっかけになることを願っている。

 広島国際大学では今後、同書を被災地の幼稚園などに送る予定。

【出版社】
 ピラールプレス
 http://www.pilar-edit.com/shop/products/detail.php?product_id=112

【価格】
 840円(税込)

【サイズ】
 AB判変型(201×255)、34ページ

▼本件に関する問い合わせ先
 広島国際大学 学長室企画課
 TEL: 0823-70-4922
 FAX: 0823-70-4931


4011 本の表紙