立命館大学

産学農で「超特撰白雪 純米大吟醸 必勝の酒 勝馬米」を共同開発し、4月10日から発売――立命館大学

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立命館大学、農事組合法人栗東有機農業生産組合、競走馬育成事業協同組合と小西酒造株式会社は、「超特撰白雪 純米大吟醸 必勝の酒 勝馬米(以下、清酒 勝馬米)」を共同で開発した。4月10日(水)から限定で1000本発売する。

 政府のTPPの交渉参加に伴って、関税撤廃による農業分野への影響が懸念される中、農業の生産性を高め、高付加価値の生産・加工・流通システムを構築することが重要となっている。

 「清酒 勝馬米」は、地域の1次産業(農業)と第2次、第3次産業を結び付ける6次産業化に加え、大学の知を取り入れて製造された。科学的な根拠を加えることで、農業生産物を高付加価値化そしてブランド化するという、新たな概念から生まれた商品である。

 具体的には、日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニング・センター(滋賀県栗東市)の競走馬の馬糞から作られた堆肥(馬有機堆肥)を肥料に栽培したお米(勝馬米:滋賀県産)を、小西酒造が清酒として加工・製品化。加えて、これまで経験的に良質とされていた馬有機堆肥について、立命館大学の久保幹・生命科学部教授が微生物に基づく土壌肥沃度診断(SOFIX)の技法を応用し、科学的に良質で安全、安心であることを証明した。「清酒 勝馬米」は、滋賀県守山市のJAおうみ富士ファーマーズマーケット「おうみんち」と、小西酒造株式会社の販売店およびWebショップにて販売される。

【本件に関わるお問い合わせ先】
立命館大学リサーチオフィスBKC
 TEL: 077-561-2802
立命館大学広報課
 TEL: 075-813-8300

4079 「清酒 勝馬米」