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清泉女子大学大学院が6月13日に「地球市民学専攻公開合同セミナー」を開催

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清泉女子大学大学院人文科学研究科地球市民学専攻は6月13日(木)、「地球市民学専攻公開合同セミナー」を開催する。これは、さまざまな問題を地球規模で考える「地球市民学」を広く一般に理解してもらうとともに、今後の研究および教育に資するさまざまな意見を集約することを目的としたもの。当日は「自転車」をメインテーマに、人々のライフスタイルに変容をもたらす社会や時代背景の変化などについて講演を行う。参加費無料、事前申し込み不要。

 清泉女子大学大学院の地球市民学専攻では、地球的に考え、それぞれの持ち場で活動する人々のための学際的、実際的な学問の研究および教育を行っている。カリキュラムは、さまざまな問題を地球規模で考える「地球市民学」についての必修科目のほか、選択科目として、地球社会の諸問題を追究する「地球社会関係科目」、多様な文化の相互理解のための理論および技術を追究する「多文化理解関係科目」、および両分野を架橋するための「フィールドワーク」の3分野から構成されている。

 同専攻ではこの「地球市民学」という新しい学問を広く一般に理解してもらうとともに、今後の研究および教育に資するさまざまな意見を抽出することを目的として、学内外公開の合同セミナーを開催する。
 今回のセミナーでは「自転車」をメインテーマに、人々のライフスタイルに変容をもたらす社会や時代背景の変化などについて、下記の通り講演を行う。

◆第42回 地球市民学専攻公開合同セミナー
【日時】2013(平成25)年6月13日(木) 18時10分~20時30分
【場所】清泉女子大学 本館2階大会議室(予定)
【話題】自転車ブームは地球規模…ライフスタイルの変革をもたらす社会と時代の背景を考える
【話題提供】小林 成基 NPO自転車活用推進研究会理事長

●小林 成基 NPO自転車活用推進研究会理事長からのメッセージ
 化石エネルギー価格の高騰、超高齢社会の進行、医療費の増大、環境重視、健康志向…まず若者たちが都会を目指したことにより、高齢者率が高まって限界集落となった地方は行き詰まり、インフラストラクチャの更新費用が賄えないために、日本社会はコンパクトシティ化を迫られています。ところが、40年を経て前提条件がまったく変容したにもかかわらず、政治と行政は日本が高齢化社会に突入した1970年初めに構想された道路整備や都市政策、法体系を維持する呪縛から逃れられずにいます。成熟した社会構造や張り巡らされた相互補完システムが、高度成長時代の成功体験と根拠のないさまざまな神話に支えられて社会を硬直化させているのです。いっしょに、私たちが生きている「今」を読み解き、「次」を考えてみませんか。国民的風土病とも言うべき「クルマ脳」から目醒めれば、その先に自転車が見えてくるかもしれません。

▼本件に関する問い合わせ先
 清泉女子大学 学長室 (広報担当:角田)
 〒141-8642 東京都品川区東五反田3-16-21
 TEL: 03-3447-5551(代表)
 FAX: 03-5421-3274
 E-mail: gakucho-shitsu@seisen-u.ac.jp