大妻女子大学

大妻女子大学が「地域連携プロジェクト」をスタート――電子書籍などを用いて小学校を美術館・博物館に

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大妻女子大学は平成25年度から学習活動の一環として「地域連携プロジェクト」をスタートした。これは、学生らの主体性や自立心を育むとともに、地域連携活動の一層の推進および発展を図ることを目的としたもの。9月27日(金)には、同プロジェクトの1つである「学校を美術館・博物館に変身!」プロジェクトとして、社会情報学部環境情報学専攻の生田茂教授およびゼミ生7人が、東京都八王子市立柏木小学校の「子ども祭り」に参加。ドットコードを用いた教材や電子書籍、自分で描いた絵を画面の中で動かすことができる「紙アプリ」などを用いて生き物や自然に関する体験学習を行った。今後も小学校や特別支援学校などで活動を予定している。

 「地域連携プロジェクト」は、今年度に設置された地域連携推進センターが創設。「地域社会との連携を活性化するとともに、学生の教育に資する活動」をテーマに、教職員と学生で構成するグループを対象に募集を行い、採択されたグループに活動経費を補助する。今年度は東日本大震災における被災地の復興支援や子育て支援に関する活動など12件が採択された。

 「学校を美術館・博物館に変身!」プロジェクトは、生田教授が会長を務める柏木小学校の学校運営協議会との協働で行われたもの。当日は、ゼミ生が制作したマルチメディアを扱える最新のドットコードを用いた教材や、最新の EPUB3(イーパブスリー) の Media Overlay(メディアオーバーレイ) 機能を取り込んだ電子書籍を紹介。「多摩動物公園で遊ぼう!」や「高尾山を学ぼう!」「英単語を学ぼう!」などをテーマに体験学習を行った。また、博物館や美術館での展示用としてリコー社が開発した「紙アプリ」で水槽などを表現し、小学校が博物館に変身した。

 今後も同プロジェクトは小学校2校、特別支援学校1校でこうした取り組みを行う準備を進めている。

◆平成25年度「地域連携プロジェクト」採択一覧事業(「プロジェクト名」所属・代表者。代表者の50音順)
●「きもの着装プロジェクト」家政学部・阿部栄子教授
●「子育て広場オープニングプログラム作成プロジェクト」児童臨床研究センター・阿部和子所長
●「地域に根差した各種NGOへのインターンシップを通じたボランティア・グループの形成」人間関係学部・荒井芳廣教授
●「学校を美術館・博物館に変身!」社会情報学部・生田茂教授
●「地域の社会福祉法人との連携による学内カフェの運営」人間関係学部・小川浩教授
●「小山田緑地の生きもの調査プロジェクト」社会情報学部・黒瀬奈緒子准教授
●「デジタル・ディバイドを克服するメディア実践と地域連携活動」社会情報学部・柴田邦臣准教授
●「地域のこどもたちとお年寄りのメデイアリテラシー向上プロジェクト」社会情報学部・炭谷晃男教授
●「大妻多摩 TABLE FOR TWO ~大学・地域からの食の国際貢献を!~」人間関係学部・田中優教授
●「唐木田コミュニティセンター『からきだ菖蒲館』での「人生振り返り講座」プロジェクト」人間関係学部・福島哲夫教授
●「東日本大震災被災地の商店街と連携した復興支援活動」人間関係学部・干川剛史教授
●「大妻力を活かした東北復興支援活動の推進」短期大学部・堀口美恵子准教授

▼本件に関する問い合わせ先
 大妻女子大学 広報戦略室
 東京都千代田区三番町12番地
 TEL: 03-5275-6159
 FAX: 03-5275-6098