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東京経済大学現代法学部生が、休部中の伝統和楽器サークルの復活を目指す――実家は和楽器制作職人

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今春、東京経済大学の現代法学部に入学した山口県宇部市出身の玉重 智基(たましげ・ともき)さんは、落語研究会に所属し、学生の噺家として活動している。その一方で、日本の伝統楽器である琴の演奏を披露するかたわら、現在休部中の和楽器サークル「葵竹会(きちくかい)」の“復活”を目指している。

 「同年代で琴をしている人が少ないため、一人で演奏することが多く、大学では合奏を経験したかった」と語る玉重さんは、現在休部中の和楽器サークル「葵竹会(きちくかい)」の“復活”を目指しながら、落語研究会と並行して、その技に磨きをかけている。

 玉重さんは、実家の家業が琴や三絃和楽器の製作をしていることから、幼いころから琴に親しんできた。
 本格的に琴を始めたのは小学6年生のときで、「風にきけ」という曲に感銘を受け「自分も弾いてみたい」と思ったのをきっかけに、稽古に取り組み始めたという。

 「全国小・中学生筝曲コンクール」では初出場にもかかわらず、全国3位となる優良賞を受賞。翌年には「邦楽ジュニアコンクールイン熊本」で金賞を受賞するなど、全国レベルの活躍をしてきた。

 地元の高校に進学後は、中学の部活動で始めたソフトテニスを続けながら、県や市の使節団の一員として、オーストラリアのシドニーや中国の山東省などで演奏を披露し、海外地元紙で取り上げられるなど、めきめきと腕を上げた。

 玉重さんは、9月下旬に九州地区などで放送された旅情報番組「前川清の笑顔まんてんタビ好キ」でも紹介され、その演奏に感銘を受けた歌手の前川清さんに、9月25日(水)、渋谷公会堂(東京・渋谷)で行われたコンサートの特別ゲストとして招かれ、2,000人の聴衆を前に、琴の調べを披露した。

▼本件に関する問い合わせ先
 東京経済大学 広報課 田尻
 〒185-8502 東京都国分寺市南町1-7-34
 TEL: 042-328-7900 
 FAX: 042-328-7768

4676 シドニーで琴を演奏する玉重さん