広島国際大学

広島国際大学が11月30日、「バリアフリー映画祭」を開催――出演者による講演のほか、映画監督と学生らのトークセッションも

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広島国際大学(広島県東広島市)は11月30日(土)、広島県立美術館にて「バリアフリー映画祭」を開催する。これは、さまざまな障がい(バリア)を取り除き(フリー)、いろいろな立場の人が相互に理解しあって楽しみを共有する機会を持つことを目的としたもの。昨年度に続き、2回目となる今回は「最強のふたり」や「赤とんぼ」など計4本を上映する。入場無料、要事前申し込み。

 バリアフリー映画とは、通常の映画に音声字幕と副音声を付加し、視覚または聴覚障がいのある人が、障がいのない人と同時に、同じ場所で同じ映画を楽しめるようにしたもの。こうした音声字幕や副音声は、学習障がいのある人や高齢者などへのサポート手段ともなる。

 広島国際大学は、障がいのある人々を支援し、共生社会の実現を目指す広島県の「あいサポート団体」として認定されており、昨年度から「バリアフリー映画祭」を企画。映画祭を通して、障がいの有無に関わらず、あらゆる人が幸せに生きる社会の実現に取り組む機会を創出している。

 この映画祭では音声ガイドをイヤホンではなく会場全体に流すほか、普段映画を観に行くことが難しい小さな子ども連れの人を対象に、子どもと一緒に入場できる「ママパパタイム」も一部の上映作品で実施。子どもと寄り添って気兼ねなく映画を鑑賞できるようにする。
 上映作品は、溝渕雅幸監督の「いのちがいちばん輝く日」をはじめ、今村彩子監督の「珈琲とエンピツ」、エリック・トレダノ監督の「最強のふたり」の3本に加え、「ダマー映画祭inヒロシマ2012」 で中国リージョン賞を受賞した短編映画「赤とんぼ」の計4本。

 「赤とんぼ」は同大青木研究室が製作した映画で、今回の映画祭にあわせて学生がバリアフリー化したもの。また、「最強のふたり」はママパパタイムでの上映となる。「珈琲とエンピツ」の音声ガイドは同大学生が読み上げる(上映時に読み上げる「活弁」も検討中)。
 なお、「珈琲とエンピツ」上映後は、出演の太田辰郎氏をゲストとして招き、さまざまなハンデを乗り越えてサーフショップを開く原動力になったサーフィンやハワイの魅力、ろう者と聴者の言葉を超えたコミュニケーションなどについて講演を行う。このほか、青木研准教授(監督)と学生によるトークショーも予定。作品のバリアフリー化にあたって苦労したことややりがいも含め、新しい福祉のあり方やさまざまなバリアフリーなどについてトークを繰り広げる。

◆広島国際大学 バリアフリー映画祭
【日 時】2013 年11 月30 日(土)9:30~17:00
【場 所】
 広島県立美術館 講堂(地下1 階) (〒730-0014 広島県広島市中区上幟町2−22)
【上映作品】
(1)「いのちがいちばん輝く日」 上映時間:10:00~11:35
(2)「珈琲とエンピツ」 上映時間:12:30~13:40
 講演:13:40~14:05
 特別上映「赤とんぼ」
 トークショー :14:05~14:15
 上映時間:14:15~14:25
(3)「最強のふたり」 上映時間:15:00~17:00
 ※ママパパタイム(未就学児の同伴可)での上映。
【申し込み方法】
 住所・氏名・連絡先・メールアドレス・鑑賞人数・作品等を明記の上往復はがき、電話、FAX、E-mail のいずれかで申込み
 ※入場無料。各作品申込み先着200 名

▼本件に関する問い合わせ先
 広島国際大学地域連携センター バリアフリー映画祭係
 〒739-2695 広島県東広島市黒瀬学園台555-36
 TEL: 0823-69-6034 FAX:0823-70-4931
 E-mail: shagaku@ofc.hirokoku-u.ac.jp
 http://www.hirokoku-u.ac.jp/cooperation/barrier_free.html