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龍谷大学が滋賀県中小企業団体中央会と「産学地域連携基本協定」を締結

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龍谷大学(本部:京都市伏見区、学長 赤松徹眞)は3月6日(木)、滋賀県中小企業団体中央会(滋賀県大津市、会長 宮川孝昭)と「産学地域連携基本協定」を締結した。この連携の基本的内容は、滋賀県内中小企業の活性化推進のため、技術力および経営力の向上と人材育成にかかる分野において連携を図り、地域経済の発展に資することを目的とする。滋賀県中小企業団体中央会が同様の協定締結をおこなうのは、大学では初めてとなる。

 滋賀県中小企業団体中央会(滋賀県大津市、会長 宮川孝昭)と龍谷大学(本部:京都市伏見区、学長 赤松徹眞)は、3月6日(木)に「産学地域連携基本協定」を締結した。この連携の基本的内容は、滋賀県内中小企業の活性化推進のため、技術力および経営力の向上と人材育成にかかる分野において連携を図り、地域経済の発展に資することを目的とする。
 なお、滋賀県中小企業団体中央会が同様の協定締結をおこなうのは、大学では初めてとなる。

1.協定書の名称
  「産学地域連携基本協定書」

2.経緯
 滋賀県中小企業団体中央会は、中小企業の組織化を推進し、その連携をもって中小企業の持続的発展を図るための総合連携支援機関として、中小企業の組合等を会員として設立された公益性の高い特別法人である。中央会では、組織化による中小企業の設備の近代化、技術の向上・開発、経営の合理化、その他中小企業の経営基盤の高度化を図り、中小企業を取り巻く取引環境を改善するなど、中小企業の抱える様々な課題を解決するための取り組みを実施している。
 最近の取り組みとしては、平成24年度補正「地域中小企業の人材確保・定着支援事業」の実施団体、平成24年度補正「ものづくり中小企業・小規模事業者試作開発等支援補助金」、平成25年度補正「中小企業・小規模事業者ものづくり・商業・サービス革新事業(ものづくり、商業・サービス)」に係る滋賀県地域事務局として中小企業のものづくりや人材確保・定着に対する支援をおこなっている。
 一方、龍谷大学では、大学の使命として、教育・研究に加えて「エクステンション」を掲げ、1991年に全国に先駆けて社会連携政策を推進するために「龍谷エクステンションセンター(通称:REC)」を設置。また、1994年には、大学内設置のビジネスインキュベーション施設としては、全国初となる「RECレンタルラボ」を開設し、ベンチャー企業を支援してきた。2003年には、産業クラスターを意識した会員組織「RECビジネスネットワーククラブ」を組織し、中小・ベンチャー企業を主な対象としてコンソーシアム型研究開発プロジェクトの創成や、公的支援事業採択時の管理法人業務、知財管理なども積極的におこなってきた。
 また、第5次長期計画(2010~2019年度)の社会貢献施策における産官学連携の今後の方向性として、「地域の行政機関や金融機関等との連携を図りながら、この分野における本学の優位性を確立する」ことを挙げており、龍谷エクステンションセンター(REC)における産官学連携の重要施策にも「地域の中小企業への支援」がある。
 滋賀県中小企業団体中央会と龍谷大学が「産学地域連携基本協定書」を締結することにより、大学が持つ研究シーズ等によって滋賀県内320組合、約12,000事業所への支援(技術相談や技術開発、新事業分野への進出や市場開拓等)が可能になり地域経済発展に寄与できること、また、中央会の組合所属事業所へのインターンシップや就業支援を通して、中小企業理解のためのキャリア教育から、中小企業と新卒者等のマッチング、人材育成・定着までを一体的に実施する取組みに対しても実効性の高い連携が可能になることなどが主たる理由となる。

3.協定内容
(1) 技術相談や技術開発の推進に関する事項
(2) 新事業分野への進出や市場開拓に関する事項
(3) 人材育成に関する事項
(4) その他前条の目的達成のために必要な事項

4.今後の展開
 定期的な情報交換をおこなうための協議会の設置、中央会所属約1,200事業所への支援や龍谷大学で開設準備中の農学部における農林分野の研究シーズとの連携等、幅広い分野での連携に期待している。
 また、定期的な情報交換、産学連携のプロジェクト化、主催するイベントへの参画、インターンシップの推進、保有するネットワークの活用等も検討している。

▼本件に関する問い合わせ先
 滋賀県中小企業団体中央会 野口 Tel 077-511-1430
 龍谷大学Ryukoku Extension Center 水野 Tel 077-543-7805

5126 協定書を取り交わす宮川会長と赤松学長