清泉女子大学

清泉女子大学大学院が5月22日に「第49回地球市民学専攻公開合同セミナー」を開催

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清泉女子大学大学院(品川区東五反田)地球市民学専攻では、「地球市民学」という新しい学問の内容を広く一般に理解してもらうとともに、今後の展開に資するさまざまな意見を聞くため、一般公開のセミナーを開催。地球社会の諸問題を解くための方策や理論、関連する分野での地球市民的な社会活動の展開などについて、学内外の専門家が問題提起を含む講演をし、参加者の質問や意見も含めて自由な討論を行う。今年度第1回目のセミナーは5月22日(木)実施、参加無料。事前申し込み不要。

 今年度第1回目のセミナーは、以下の要領で開催。参加費は無料、事前申し込み不要。ふるってご参加ください。

◆「第49回地球市民学専攻公開合同セミナー」概要

【日 時】
 平成26年5月22日(木) 18時10分~20時30分

【場 所】
 清泉女子大学 本館2階大会議室(品川区東五反田3-16-21)
 ※JR五反田駅より徒歩10分弱

【話 題】
 ヨーロッパにおける選別的移民政策―ドイツとEUの「望ましくない移民」の管理・取り締まり

【概 要】
 今日、ヨーロッパ諸国では、少子高齢化・労働力不足を背景に高度人材を中心とする移民の受け入れが推進されている。他方で、難民・不法移民などの「望ましくない移民」を取り締まる動きが活発になっている。
 本講演では、ヨーロッパ諸国における政治・経済のけん引役を果たす国の一つであるドイツの移民・難民問題をEU(欧州連合)の移民政策との関わりの中で取り上げる。とくに「望ましくない移民」の管理・取り締まりの現状とその問題点を紹介したい。ドイツの移民政策をEUの移民政策と関係づけて取り上げるのは、ヨーロッパではアジア地域などの他の地域では見られない国家横断的な移民管理・取り締まりのための新たな制度構築が進んでいるからである。また、そうした制度構築の動きを分析することはグローバル化がもたらす負の側面の理解につながる。

【講 師】
 昔農英明氏(清泉女子大学大学院人文科学研究科非常勤講師、一橋大学社会学部非常勤講師)

【講師プロフィール】
 2011年、慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程修了。社会学博士(慶應義塾大学)。専門は国際社会学、ドイツ地域研究。日本学術振興会特別研究員(PD)、東洋英和女学院大学国際社会学部非常勤講師などを歴任。著作に、『「移民国家ドイツ」の難民庇護政策』(慶應義塾大学出版会、今年10月刊行予定)、「セキュリティ対策としての移民統合-2000年代のドイツの事例」(『社会学評論』、2014年)などがある。

注:飲食自由(ゴミ等はお持ち帰りください)

▼本件に関する問い合わせ先
 清泉女子大学大学院研究室
 TEL: 03-3447-5551(代表)
 E-mail: josyu-daigakuin@seisen-u.ac.jp