東京工科大学

メディア学部の学生らが開発を手掛けるキャンパス・デジタルサイネージを「デジタルサイネージジャパン」にて公開――東京工科大学

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東京工科大学(東京都八王子市片倉町、学長 軽部征夫)は、6月11日(水)から13日(金)まで千葉市の幕張メッセで開催される国際展⽰会「デジタルサイネージジャパン2014」において、メディア学部の学生らが産学連携のプロジェクト演習で開発を手掛けたデジタルサイネージを出展する。

 今回出展する「Campus-i(キャンパス・アイ)」は、キャンパスにおける学生サービスの向上や地域連携を推進するデジタルサイネージとして開発を進めているもの。学生証をかざすことでIDを認証し、それぞれの学生の興味のあるサークルや就職などの情報、商店街などの地域情報などを表示するほか、タッチパネルや音声認証(※1)等によるコミュニケーション機能、スマートフォン連携による情報の持ち出し機能なども備える。

 今後は、八王子キャンパス内に今年4月から試験的に設置しているデジタルサイネージに前述のシステムを順次導入し、実証を行うとともに、八王子地域の商店街やケーブルテレビ局、地元で活動する音楽アーティスト等との連携も推進。長期的な地域活性化プロジェクトによる、新しいビジネスモデルの提案を目指す。

 民間調査機関の調べ(※2)によると、2012年のデジタルサイネージ国内市場は822億円で、2020年には約3倍の2,520億円に拡大すると予測されている。こうした中、ディスプレイなどのハードウェアだけでなく、ネットワークやコンテンツ開発を含む産学連携や人材育成が課題となっている。

 このたびの国際展示会に、大学としては唯一の参加となる東京工科大学メディア学部は、2010年に他大学に先駆けてデジタルサイネージソフトウェアを教育カリキュラムに採用。デジタルサイネージ導入支援やコンテンツ制作を手掛ける株式会社ファン・ファクトリー(東京都八王子市)との産学連携によるプロジェクト演習を実施している。ここでは、学生が同社のコンテンツ開発業務などに携わるなど、同大が推進する産学連携キャリア教育の新形態「コーオプ教育」(※3)の試験的取り組みの一つとなっている。

 また、産業界の人材需要の高まりに加え、今年度は昨年の約2倍となる学生が本プロジェクトに参加するなど関心も高まっていることから、メディア学部におけるICTリテラシー教育の軸としてデジタルサイネージ演習の拡充を図っていく計画である。

(※1) 今回の展示では実装しない
(※2) 2013年5月 富士キメラ総研調べ
(※3) コーオプ教育(Cooperative Education)とは、より実践的な産学連携型のキャリア教育を指す。従来のインターンシップと異なり、大学と企業が連携して教育内容の調整やマネジメントを行い、学生が長期間にわたり就業体験する中で責任ある業務を任され、賃金対価を得ることなどを特徴とする。

◎国際展⽰会「デジタルサイネージジャパン2014」 出展概要
・会 期:
 6月11日(水) 10:30~18:00 
 6月12日(木) 10:00~18:00
 6月13日(金) 10:00~17:00
・場 所:
 幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区)ホール7
 「デジタルサイネージジャパン2014」東京工科大学ブース(7N07)
 ※ダイスジャパンブース併設
・アクセス:
 JR京葉線 海浜幕張駅下車 徒歩5分
・協 力:
 株式会社ファン・ファクトリー(東京都八王子市)
 J:COM八王子(東京都八王子市)
 高田商事株式会社(東京都立川市) ほか

▼本件に関する問い合わせ先
 東京工科大学 メディア学部
 担当: 吉岡
 E-mail: yoshioka(at)stf.teu.ac.jp
 ※(at)は@に置き換えてください。