金沢工業高等専門学校

若きグローバルイノベーターを育成する金沢工業高等専門学校の海外での体験型学習 GLEE(Global Learning Experiences in English)プログラム

中高ニュース  /  国際交流

  • ★Facebook
  • ★Twitter
  • ★Google+
  • ★Hatena::Bookmark

金沢工業高等専門学校では2年次の夏休みを利用して、アメリカ・バーモント州にあるセントマイケルズ大学で7月12日から8月12日まで、1カ月間の海外英語研修を開催する。

 金沢高専の英語教育の目的は、中学校を卒業したばかりの早期よりグローバル社会に対応した英語でのコミュニケーション力を養うこと。学校での授業以外にもGLEE(Global Learning Experiences in English)プログラムと称して、留学プログラムだけに留まらず、海外提携校とのプロジェクト活動やインターンシップにも積極的に学生を送り出している。

 2年次海外英語研修は、希望者を対象に夏期休暇を利用して、提携校のアメリカ・バーモント州にあるセントマイケルズ大学において行われる。セントマイケルズ大学はアメリカで最も美しく、治安の良い街に選ばれたバーモント州コルチェスターにある。1954年から国際留学生を受け入れ、英語教育には定評がある。学生には滞在中、学生証が発行され、現地の大学生と同じサービスを受けることができる。

 平成6年度より実施しているこの研修は、英語圏での生活を通した言語体験をさせるため、両校のアイデアを結集して作成されたものである。学習環境を異文化に置き換えた体験学習の中で、週30時間、コミュニケ―ション能力の向上を目的とした集中講義を受ける。

 平日は9時から15時30分まで毎日授業が行われ、ジャーナルの作成やクッキング、寸劇の発表などバラエティーにとんだ授業が行われる。また、授業の後や週末にもさまざまアクティビィティやボストン、モントリオールへのショートトリップがある。

 この研修の最大の特徴は、Student Assistantと呼ばれる現地の高校生や大学生が、授業をはじめ期間中全てのプログラムにおいて学生のパートナーとなり行動を共にし、英語や文化への興味をより高めてくれること。その中で、学生たちは、英語は学習の一環ではなく友達をつくるなど人とのコミュニケーションの道具であることを実感していく。友人となった彼らは、帰国後もSNSなどを通じて交流を深めている。

 この研修を通じて英語や異文化への理解を深め、その重要性を学んだ学生たちは、3年次に希望者に対して行われるニュージーランドへの1年留学の動機づけとなるとともに、今後の英語の学習意欲をたかめることに繋がる。

5578