立命館大学

オーストラリア国立大学と立命館大学「共同学士課程」設置の検討について連携・共同に関する覚書を締結

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立命館大学とオーストラリア国立大学(以下ANU)は7月8日(火)、安倍晋三首相立会いのもと、連携・共同に関する覚書を締結した。この覚書に基づき、両校は「共同学士課程」の設立に向けた協議を進めていく。

 ANUはオーストラリア唯一の国立大学であり、世界有数の研究大学として知られています。
 「共同学士課程」は、異なる2大学が共同で学士課程カリキュラムを一から開発・運営を行い、両校の承認のもとで学士号を授与するものであり、海外大学と日本の大学との共同学士課程の設立は日本国内で初めての取り組みとなります。

 安倍首相は、両大学の覚書締結にあたり、「両大学の学生交流を主とした覚書締結を大変うれしく思っており、政府としても支援をしていきます。これを機に日豪間の若者の交流が活発となることを期待しています」と述べられました。

 オーストラリア政府は戦略的に学部生をアジアに派遣する新コロンボ計画を推進しており、立命館大学でもANUをはじめとするオーストラリアの大学との戦略的パートナーシップの構築を進めております。

<覚書の内容>
1.学部生の交流プログラムの開発
2.アジア太平洋地域研究を軸とする共同学士課程の設立に向けた検討
3.立命館アジア・日本研究センター(仮称)とオーストラリア国立大学アジア太平洋学群との研究連携
4.教員・研究者間の交流
5.教育・研究・大学運営の各分野における新たな連携の可能性検討
6.今後の連携・共同の仕組み開発や拡充に関する相互訪問及び協議の促進
7.両大学の教育・研究に関する相互理解の促進
8.その他の新たな連携・共同の可能性検討

【立命館大学 川口学長挨拶】
立命館大学 学長の川口清史です。このたびは、安倍晋三・日本国内閣総理大臣の立会いのもと、ANUと立命館大学との間で共同学士課程設置に向けた覚書を締結することができ感激とご尽力いただいた多くの皆様へ心から感謝を申し上げるとともに、日本初のプロジェクトとして必ず達成させるべく努力いたしますことを改めてここにお約束いたします。この偉大なるプロジェクトを通して、日豪間の更なる友好協力関係に寄与することは当然でありますが、世界最高水準の教育・研究を提供し、アジアの時代において新しい未来を切り拓いていく若者の育成に共に協力して取り組んでまいります。この構想は日本初のプロジェクトであり、実現をすることは我が国の高等教育の新しい時代を切り拓くものと確信しています。ANUをスーパーパートナーとして、確固たる信頼関係を構築し21世紀の未来に貢献し、世界へ発信していく教育・研究をすすめていくことをお約束いたします。私たち立命館はこの大きな挑戦を通して、日本の新しい教育に一石を投じる志で取り組んでまいります。本日は、誠にありがとうございました。

【オーストラリア国立大学(ANU)の概要】
○創立 1946 年
○キャンパス: 首都キャンベラ
○Vice-Chancellor and President, Professor Ian Young
○学生数(2013 年)
 学部:10,307 人(国内8,246 人、国際2,061 人)
 大学院:10,842 人(国内7,295 人、国際3,547 人)
 合計:21,149 人
○学部・研究科の学問分野
Arts and Social Sciences, Asia and the Pacific, Business and Economics, Engineering and Computer Science, Law, Medicine, Biology and Environment, Physical and Mathematical Science
○特徴
オーストラリア唯一の連邦立大学であり、世界有数の研究大学として知られている。
Group of Eight や環太平洋大学協会(APRU)のメンバー。2012 年のQS 世界大学ランキングでは総合24 位。2013-2014Times Higher Education の世界大学ランキングでは総合48位。

▼本件に関するお問い合わせ先
 立命館大学広報課
 TEL: 075-813-8300

5681 安倍首相の立会いのもと覚書を締結する2大学の学長