神田外語大学

「教わる」のではなく「自ら学ぶ人」を育てる、自立学習の“成功拠点”――神田外語大学「SACLA」

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神田外語大学(千葉市美浜区/学長 酒井邦弥)の自立学習支援施設「SACLA(サクラ)」は、豊富な学習教材の提供をはじめ、ラーニングアドバイザーによる学習方法の個別指導、語学学習強化プログラム、外国人教員のマンツーマン指導など多角的な支援を行っており、1日あたり700名以上の学生が授業時間外においても英語運用能力向上に励んでいる。ここでは学生自身が学習計画を立て、その達成度を評価する過程を通じて自分に最適な学習方法を見つけ、自立した学習者に成長することを最終目標としている。

 神田外語大学の「SACLA(Self-Access, Communication, Learner, Autonomyの頭文字)」は、150台のパソコンが設置された1階の「メディアプラザ」、2階の「SALC(サルク)」(Self-Access Learning Center)、「ELI(English Language Institute)ラウンジ」から構成される。
2003年には、このうちの「SALC」が「英語の自立学習支援の新システム」として、文部科学省「特色ある大学教育プログラム(GP)」に採択されている。

 このほか、同大の長年の研究と英語教育を通して積み重ねてきた「実践的なコミュニケーション能力育成」のノウハウや、特色ある教育内容(教授法、教員、教材、学習環境)を一体化した「教育ソリューション」を他大学に提供する大学間教育連携事業なども活発に行っている。

【SALC:個々の目標に合わせた豊富な教材】
 日本人の学生でも留学生でも、施設内ではEnglish Onlyとなっており、普段から自主的に英語を身につけられる環境である。授業の空き時間等を利用し、個々の目的に合わせて豊富な教材を自由に利用することが可能。
A:Edutainment Booths
  海外の映像コンテンツやCNN、BBCなどの各国の衛星放送など、数多くのエンターテイメントソフトを揃え、楽しみながら語学学習ができるブース。ブース内は2人用シートで友達との利用も可能。
B:Writing PC Area
  レポートやエッセイなどのライティングの課題に取り組む際に役立つのがこのエリア。辞書や資料を広げても十分なスペースに、レポートの書き方を教えてくれるソフトも完備している。
C:Group Access Area
   グループで利用できるエリア。パソコンも利用出来、宿題、レポート、プレゼンテーションやディスカッションの練習など用途に合わせて自由に利用ができる。
D:Reading Lounge
   読みやすい英語で書かれた洋書「Graded Readers」が揃うエリア。世界の名作や古典、映画の原作や小説など多種多様なジャンルの本を揃えている。
E:Speaking Booths
 防音仕様の個室内に発音を学ぶソフトが用意してあり、一人で思う存分発音練習ができる。自分の声を録音して聞くことも可能。

F:Individual Study Area 
 個別の区切りがある机にパソコンが用意してあり、様々な教材やインターネットを自由に活用し、一人で集中して学習ができるエリア。

G:Multi Purpose Rooms
  複数人数で利用できる部屋の中にテレビ、パソコン、DVDプレーヤー、ホワイトボードを完備しており、グループで課題に取り組んだり、プレゼンテーションの練習をすることが可能。

【SALC:ラーニングアドバイザーが常駐して学習をサポート】
 SALC内には、ラーニングアドバイザーという専任の教員が現在10名常駐しており(2014年7月現在)、学生一人ひとりの能力や個性に合った学習方法を提案し、日々語学学習をサポートしている。

  彼らは全員が大学院で語学教育を専攻し、英語を母語としない人に英語を教える為の専門資格を持っている。
 また、語学力向上を目的とした8週間完結型の自立学習プラン「モジュール」は、TOEIC対策、TOEFL対策など、学習目的に合わせたものを5種類用意している。学生はラーニングアドバイザーと一緒にモジュールを基に学習プランをたて、1週間ごとに自身の学びの履歴を振り返りながら自分だけの学習方法をつくりあげ、自ら学ぶ「習慣」を身につける。


【ELIラウンジ:授業外でも英語漬けの環境を完備】
 同大には、ELI(English Language Institute)と呼ばれる、英語教育関係の修士・博士を取得した外国人教員が65名在籍しており(2014年7月現在)、ELIラウンジに来ればいつでも外国人教員と英語でコミュニケーションをとる事が出来る。ここは授業で習った会話表現を実践する場として、また授業で分からなかった点の質問、課題の書き方指導など、マンツーマン指導を受けられる場として人気を集めている。


 【英語教育のノウハウを他教育機関に提供する「教育ソリューション」】
同大では、ACI(Academic Collaboration Initiative)大学間教育連携として、これまで東北大学、追手門学院大学、大阪工業大学、広島文教女子大学、崇城大学に「教育ソリューション」を提供してきた。これは単に外国人教員を派遣した授業の実施や、特色ある教材を提供するだけではなく、学生の持続可能な自立型学習を支援し、神田外語大学で蓄積された語学教育のノウハウをベースにそれぞれの大学に、ニーズに合わせた授業を提供するものである。

■神田外語グループの「教育ソリューション」について
 http://www.kandagaigo.ac.jp/aci/
<神田外語グループが提供できるノウハウ>
【1】教育目標
・実践的な外国語運用能力
・自らを発見し解決できる能力
・異文化理解及びコミュニケーション能力の育成
【2】自立型学習者の養成
【3】優れた外国人語学専任教員
【4】自立型学習者養成のための環境設置

■崇城大学の導入事例 http://www.kandagaigo.ac.jp/aci/case/sojo.html
■広島文教女子大学の導入事例 http://www.kandagaigo.ac.jp/aci/case/h-bunkyo.html

 同大では必修科目の英語の他、中国語、韓国語、インドネシア語、ベトナム語、タイ語、スペイン語、ブラジル・ポルトガル語の7つの専攻語を設けている。2008年に完成した多言語コミュニケーションセンターMULC(Multilingual Communication Center)には、専攻言語それぞれの生活文化を代表する建物が造形されており、現地から調達した家具、衣装、楽器などを実際に手にとりながら、各言語と異文化を同時に学ぶことができる。


 また2014年4月には、アジアをテーマにした学生食堂「食神」がオープンし、衣・食・住の文化の中でも欠かせない“食”を通して「アジアの言葉と文化を学ぶ場」となっている。

  アジアの国々の料理を提供する学生食堂「食神」にて、ナシゴレンほか

▼本件に関する問い合わせ先
 学校法人佐野学園 学園広報部
 TEL: 03-3258-5837
 FAX: 03-5298-4123
 E-mail: media@kandagaigo.ac.jp


【お詫びと訂正】本文中に「メディア教育センター」とありましたのは「メディアプラザ」の誤りでした。ここにお詫びして訂正いたします。(8/4 10:20 大学通信)