青山学院大学

青山学院大学の学生16名が、平成26年度春期「復興支援インターン」に参加

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青山学院大学の学生16名が、2月から3月にかけて実施される平成26年度春期「復興支援インターン」に参加する。これは、日本全国の大学生が、東日本大震災の被災地の企業で職業体験に参加するというもの。被災地および被災地産業の現状、復興の進捗、課題等について学ぶとともに、自らの体験を広く社会に発信し、被災地全体の振興に寄与する。

 このたび青山学院大学では、ボランティア活動支援の一環として、16名の学生が「復興支援インターン」に参加することとなった。学生はさまざまなきっかけや想いをもって、被災地での活動に臨む。

 「復興支援インターン」は、東北以外の大学に通う学生が、被災企業での職業体験等を通じて、被災地や被災企業の現状や復興の進捗、復興の課題などについて、第三者の視点で情報発信していくことを目的とした取り組み。
 被災地にある高等教育機関や仙台市、宮城県の自治体などが連携して運営している「復興大学」が主催し、宮城復興局などが共催している。
 
 この事業は、単にインターンを通じて学生の成長を図ることだけではなく、それぞれの生活の地へ戻った後も学生目線で情報発信することで、震災の風化や風評被害を抑制することがひとつの目的となっている。
 これまでに参加した学生は、学内外での報告会やパネル展示、物販、大学生協と共同でキャンペーンを実施するなど、学生の視点で情報を発信。同大でも4月以降に参加した学生による活動報告会の開催等を予定している。

◆復興支援インターン
【実施期間、地域および受入企業、事業内容と同大参加人数】
 2/15~21: 南三陸町 (株)行場商店 鮭鱒の加工・出荷 4名
 2/22~28: 亘理町 高野りんご園 りんご、米、ゆずの生産 8名
 3/1~7: 石巻市 本田水産(株) 牡蠣、鯖の加工・販売 4名

【スケジュール(各実施期間共通)】
 1日目: 東北学院大学にて事前研修
 2日目: オリエンテーション、活動地域に入り、語り部の案内による市(町)内の視察
 3~6日目: 終日 受入企業での職業体験(毎晩、振り返りミーティングの実施)
 7日目: 現地で報告会、東北学院大学に到着後、解散

【主 催】
 復興大学 
【共 催】
 復興庁宮城復興局 他

●青山学院大学の学生の声
【参加者の志望理由(一部抜粋)】
・震災後、一度も被災地へ行ったことがなく、ずっと一回は行くべきだと思っていました。
・親戚が被災地に住んでいて被害を受けたこともあり、震災のことについて考える機会が多くあり応募しました。
・大学生のうちに自分の目で現在の東北の状況や人々の姿を見たい。
・参加することで、少しでも自分の中で震災を風化させないようにしたい。
・震災当時に高校生だった私は、何か東北の復興支援に協力したいと思いながらも、なかなか行動に出せず、テレビや人の話を聞くのみにとどまっていた。大学に進学すると、さまざまな形で東北の支援に携わることのできる機会に出会い、今回、復興支援インターンの募集を見つけた時、ぜひ自分も現地に足を運び、実際の現地や人々、企業と関わりたいと思った。

【インターン後の取り組みについて考えていること】
・授業で取り組んでいる映像コンテンツの作成やSNSの活用などを通じて情報発信していきたい。
・身近な人々に「被災地の今」を伝え、決して人々の心から震災の記憶が消えることがないように情報発信していきたい。
・インターン後も現地との関係を構築し続ける。出会える方々と、その場限りの関係で終わらせない。

▼本件に関する問い合わせ先
 青山学院大学 政策・企画部
 担当: 中尾、鴨志田
 電話: 03-3409-9612

▼取材に関する問い合わせ先
 復興庁宮城復興局
 担当: 齊藤、後藤、陸歎
 電話: 022-266-2250