追手門学院大学

追手門学院大学の外国人留学生らが川端康成文学館のパンフレットを中国語と韓国語に翻訳 -- 川端康成を中国・韓国人観光客にPR

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追手門学院大学(大阪府茨木市 学長:川原俊明)の外国人留学生らは、茨木市ゆかりのノーベル文学賞作家・川端康成の事績を紹介する茨木市立川端康成文学館のパンフレット等を中国語と韓国語に翻訳した。これは大学が所在する茨木市との連携事業の一環として行われたもので、中国語版パンフレットは7月1日から同館および茨木市内の公共施設で配布を開始する。韓国語版については当面は簡易な印刷物を館内限定で配布し、来年以降パンフレットの制作を検討する。

【ポイント】
○追手門学院大学と茨木市との連携で川端康成文学館の中国・韓国語版パンフレットが完成。
○茨木市の観光施設では中国語および韓国語版のガイド資料の作成は初めて。
○中国人来館者は増加傾向であり、更なる増加に期待も。

 今回の翻訳は、近年、全国的に増加傾向にある中国や韓国からの観光客に、川端康成文学館へ足を運んでもらおうと企画したもの。このうち中国語版は、追手門学院大学で留学生に日本語を教えている基盤教育機構の立堀尚子講師と中国人留学生16 人が授業の一環で翻訳を行った。
 留学生たちは、中国でも有名な川端康成が幼少期を茨木市で過ごしたということに驚いた様子で、略歴をはじめ館内に展示している生家の20分の1模型の解説文、旧制茨木中学校(今の府立茨木高校)時代に文学を志すことを書いた手紙の紹介文などを意欲的に翻訳してパンフレットに盛り込んだ。完成した中国語版パンフレットは、7月1日から文学館をはじめ茨木市内の公共施設で配付される。

 なお、韓国語版は、授業とは別に追手門学院大学の韓国人留学生が翻訳。当面は館内限定で簡易な印刷物として配付し、来年以降パンフレット形式での発行を検討する。

 茨木市によると、市内の観光施設において中国語および韓国語に翻訳したガイド資料を作成するのは初めて。文学館の館長は「川端康成は世界的に知名度が高く、中国では特に『雪国』の人気が高い。中国からの入館者も増加傾向にあり、中国語版パンフレットを機により多くの中国人観光客に訪問してほしい」と期待を語っている。

※留学生たちが関わって作成したパンフレットを、ぜひ取材くださいますようお願いいたします。

◆パンフレット概要
(1)中国語版

 型式: 変型版フルカラー観音折8ページ
 部数: 1,000部発行
 配付先: 川端康成文学館および茨木市内公共施設
(2)韓国語版
 型式: A4版プリント(予定)
 配付先: 川端康成文学館において配付。
 来年以降中国語版と同型のパンフレットを検討。

(参考)
・追手門学院大学の留学生が川端康成文学館のパンフレットを翻訳 -- 留学生による茨木市国際化活動
 http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=10367 

▼本件に関する問い合わせ先
 追手門学院 広報課 谷ノ内・足立
 TEL: 072-641-9590