京都外国語大学

京都外国語大学の学生が「おいしい学食ランチで気軽に国際貢献」――“京都外大TABLE FOR TWO”プロジェクトが1周年

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京都外国語大学の学生団体である「KUFS United Nations Society (京都外大国連サークル)」が取り組む“京都外大TABLE FOR TWO”プロジェクトが、今年の9月25日で1周年を迎える。これは、学生食堂でオリジナルのメニューを企画・販売し、その売上金のうち1食につき20円を、国連世界食糧計画などを通じて開発途上国の学校食堂1食分として寄付するというものだ。

 “TABLE FOR TWO”とは「2人の食卓」すなわち「先進国と途上国が食卓でつながる」という意味である。
 カロリー過多な先進国の食堂で、栄養バランスを考えた低カロリーでヘルシーな食事を販売。その売上金のうち1食につき20円が、国連世界食糧計画などを通じて開発途上国の学校食堂1食分として寄付される。

 2007年にNPO法人として日本で誕生し、現在は世界中へと広がっているこの活動だが、京都外国語大学では「食糧危機についての意識を高めると同時に、世界の食バランスを整えることに少しでも貢献したい」との思いから、2008年9月25日に、全国の大学で2番目、西日本の大学では初の取り組みとして開始した。
 同大はこれまでに計1,337食を販売。これらはウガンダ、マラウィ、ルワンダの1,337人分の子どもたちの給食となって支援された。

 同プロジェクトは学生食堂「リブレ」(株式会社不二家商事)の協力の下、メニューの企画から学内での広報、販売活動まで、学生たち自身の手で行っている。
 現在は、スタミナ満点の豚の生姜焼きに御飯・味噌汁・サラダが付いた『もりもりセット』(400円)、御飯と野菜たっぷりの豚汁が付いて3品から好きな小鉢を選べる『コバチdeランチ』(350円)の2メニューを販売している。
 メニューは飽きがこないように定期的に変更しており、今後は試食会でも好評だったという4種類の新メニューを10月・11月、12月・1月と2か月単位で更新していく予定だ。また、どのメニューも総カロリーを500kcal~800kcalの間に抑えており、野菜をたっぷりと使った健康的でヘルシーなものになっている。
 これらのTABLE FOR TWOメニューは、同大12号館のリブレ食堂で毎週火曜日・木曜日のランチタイム(11:30~13:00)に販売しており、学外の人でも利用が可能だ。

■“京都外大TABLE FOR TWO”プロジェクト・代表学生の声
 「本当にあっという間でしたが、今後この活動が発展していくための土台となり、成長できた大切な1年でした。でも、まだまだ学内での知名度も低いので、これからは積極的にPR活動をしていきます。今は“TABLE FOR TWO”大学連合の関西支部を立ち上げているので、他の大学とも協力して盛り上げていきたいです。この“TABLE FOR TWO”は生活の中の『食』という身近な方法で、自分のためにも発展途上国の人のためにもなり、お互いにメリットがある“win-win”な募金活動です。ぜひたくさんの人に知ってもらい、味にも自信のあるこのメニューを食べてほしいと思っています」

■新メニュー紹介
 ●10月・11月
  ・あんかけ焼きそば
   500kcal ¥320
  ・かぼちゃのあつあつグラタン(サラダ付)
   750kcal ¥380
 ●12月・1月
  ・あったかロールキャベツ(御飯、かぼちゃのマヨネーズ和えサラダ付)
   680kcal ¥400
  ・コトコト煮込んだクリームシチュー(御飯、サラダ付)
   620kcal ¥380

■“京都外大TABLE FOR TWO”プロジェクト・学生ホームページ
 URL: http://www.kufs.ac.jp/student/tft/index.html

▼本件に関する問い合わせ先
 京都外国語大学 学生部
 担当: 給田(タベタ)
 〒615-8558 京都市右京区西院笠目町6
 TEL: 075-322-6021
 FAX: 075-322-6218

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