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多摩美術大学の須永剛司教授らは、2月2日(水)~13日(日)まで、国立新美術館(メイン会場)および東京ミッドタウン(サテライト会場)にて開催される「第14回 文化庁メディア芸術祭」において、「かえり道のアートスペース」を開催する。これは、メディア芸術祭の作品に感動し、触発された帰り道に、その気持ちを表現する空間を提供するというもの。来場者のさまざまな「気持ち」や「気づき」が描かれた小さなカードを結びつけ、20メートルの壁面カードウォールに貼ることで、大きな星雲(ネビュラ)を創り出す。入場無料。
「文化庁メディア芸術祭(※)」は、メディア芸術の創造とその発展を図ることを目的として、1997年から始まった。アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門で世界中から作品を募り、優れた作品に文化庁メディア芸術祭賞を贈賞するとともに、これらを広く紹介するために、受賞作品展を毎年2月上旬に国立新美術館で開催している。
第14回を迎えた今年は、2月2日(水)~13日(日)まで、国立新美術館(メイン会場)および東京ミッドタウン(サテライト会場)にて開催される。
受賞作品展では、アートやアニメーション、映像、ゲーム、Web、マンガなど49か国・地域の2645作品から選ばれた作品を約170点紹介。受賞作品や審査員推薦作品を展示するほか、受賞者や審査委員をはじめ、海外フェスティバルのディレクターが出演するシンポジウムや、アーティストらが自身の作品について語るプレゼンテーションなど、会期を通して多彩なイベントを予定している。
協賛事業の一つ「先端技術ショーケース」では、多摩美術大学美術学部情報デザイン学科の須永剛司教授らが「かえり道のアートスペース」を開催する。これは、メディア芸術祭のさまざまな作品に感動し、触発された帰り道、その気持ちを小さなカードに表現する空間を提供するというもの。アートスペースに集まった小さなカードたちが結びつき、大きな星雲(ネビュラ)を創りだす。
◆第14回 文化庁メディア芸術祭協賛展
先端技術ショーケース’11 「かえり道のアートスペース」
●多摩美術大学
須永剛司教授、小早川真衣子、敦賀雄大、高見知里、家近詠子
●産業技術総合研究所
濱崎雅弘
●岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー
古堅真彦
【会期】
2月2日(水)~2月13日(日)
10:00~18:00(入館は17:30まで)
*会期中の毎週金曜日は20:00まで(入館は19:30まで)
*2月8日(火)は休館
【会場】
国立新美術館 企画展示室2E(文化庁メディア芸術祭会場内)
【体験の流れ】
(1)気持ちや気づきを表現カードに「えがく」
(2)表現カードをスキャナーで「とりこむ」
(3)20メートルの壁面カードウォールに「はる」
(4)表現カードが集積されたカードウォールとスクリーン表示された表現ネビュラを「みる」
【須永剛司教授 プロフィール】
人間とコンピュータのやりとり、デジタルメディアを活用する人々の対話の設計など、インタラクションデザイン研究を担当。その方法として、活動を基盤としたデザイン(Activity-Based Design)を構築中。社会の情報流という視点から人々の共同的な知的活動をとらえ、そこに生まれる「関心と行為の可能性空間」のデザインに興味をもつ。そこから現実社会につながる情報の道具やシステムのデザインを実践している。
なお、このアートスペースは、表現ネビュラを核とした「参加型プラットフォーム」として多摩美術大学、産業技術総合研究所、東京大学が共同する「メディア・エクスプリモ」が研究開発している。
URL: http://www.mediaexprimo.jp/
※第14回文化庁メディア芸術祭 概要
【主催】
文化庁メディア芸術祭実行委員会
(文化庁・国立新美術館・CG-ARTS協会)
【会期】
2011年2月2日(水)~2月13日(日)
2月8日(火)は休館
【会場】
国立新美術館(港区・六本木)
東京都港区六本木7-22-2
10:00~18:00(金は20:00まで)
【サテライト会場】
東京ミッドタウン 東京都港区赤坂9丁目
11:00~20:00
【観覧料】
無料
【公式サイト】
http://plaza.bunka.go.jp/
▼本件に関する問い合わせ先
多摩美術大学 企画広報部
TEL: 03-3702-1168
FAX: 03-3702-9416