神奈川工科大学

神奈川工科大学図書館とNPO法人「雨岳文庫を活用する会」が共同して「雨岳文庫データベース作成委員会」を組織──11月7日(土)雨岳文庫図書館文化講演会を開催

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神奈川工科大学図書館とNPO法人「雨岳文庫を活用する会」が共同して、「雨岳文庫データベース作成委員会」を組織。同大では、学園祭(幾徳祭)の文化事業の一つとして、雨岳文庫図書館文化講演会を開催する。

 神奈川工科大学では、学園祭(幾徳祭)の文化行事の一つとして、雨岳文庫図書館文化講演会を開催する。同大学図書館とNPO法人「雨岳文庫を活用する会」とが共同して、本年度に独立行政法人日本学術振興会の科学研究費補助金研究成果公開促進費の補助を受け、「雨岳文庫データベース作成委員会」を組織して歴史史料のデジタルデータベース化の活動を進めている。その活動紹介を中心として、歴史史料をデジタルデータベース化することの意義や、技術的な問題点などを講演する。

【雨岳文庫について】
 雨岳文庫とは、相州上粕屋村(現、伊勢原市上粕屋)の山口家住宅(登録有形文化財)および同家が所有する歴史史料などを含む私的団体である。江戸期の山口家は、第6代将軍の側用人として幕政を担当した旗本間部家の家政を担当し、同時に上粕屋村の地主でもあった特異な存在であった。また、9代目の当主山口左七郎は、自由民権結社『湘南社』の社長であり、神奈川県令、第1回帝国議会議長中島信行とともに衆議院議員であった。中島は海援隊の副隊長、自由党の副総裁を務めた。その妻中島湘烟は女性解放運動家として知られている。

 雨岳文庫には、江戸期の旗本史料、地方史料、明治期の自由民権運動を知ることのできる貴重な史料が多数含まれている。「雨岳文庫データベース作成委員会」では、これらの史料をデジタル化して一般に公開することを目標として作業を進めている。専門家の研究に役立つだけではなく、歴史に興味を持つ一般の方々にもお使い頂くことができるようになる。このプロジェクトが刺激となって、各地で郷土の歴史史料の活用や研究が活発となることを期待している。

【NPO法人「雨岳文庫を活用する会」協賛 神奈川工科大学 幾徳祭 図書館文化講演会】
・題 名: 『歴史史料のデジタルデータベース化を考える』
・講演テーマ: (1)歴史史料のデジタルデータベース
        (2)雨岳文庫のデータベース化と資料館の役割
・日 時: 2009年11月7日(土) 13:00~15:00
・場 所: 図書館地下AVホール
・定 員: 80名

▼本件に関する問い合わせ先
 神奈川工科大学 企画広報課
 〒243-0292 神奈川県厚木市下荻野1030
 担当: 石田
 TEL: 046-291-3002
 E-mail: kikaku@kait.jp
 http://www.kait.jp/

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