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薬剤師と共に考える医療安全――東邦大学薬学部が10月22日に「薬と健康の知識」に関する公開講座を開催

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東邦大学薬学部では10月22日(土)に、「薬と健康の知識」に関する公開講座を開催する。今回のメインテーマは「薬剤師と共に考える医療安全」。当日は薬学の教育・研究機関や医療機関、行政の各専門家を講師に招き、薬物治療を安全に行い、医療全体の安全性をよりいっそう高めていくための取り組みについて講演を行う。参加費無料、申し込み不要、手話通訳つき。

 東邦大学薬学部(習志野キャンパス/千葉県船橋市三山)では、1985年より春と秋の年2回、「薬と健康の知識」をテーマとした公開講座を開催している。学内外から専門家を招き、分かりやすく解説するこの講座は、一般の人々はもちろん、地域の薬剤師に対する生涯学習の場としても大きな役割を果たしている。

 52回目となる今回のメインテーマは、「薬剤師と共に考える医療安全」。教育・研究機関の立場から考える薬の安全性の向上や、医療の現場で行われている医薬品の安全対策、行政が取り組んでいる有効かつ安全な医薬品の活用法など、医薬品および医療全体の安全性について、さまざまな角度から受講者と共に考える。詳細は以下の通り。

◆第52回 東邦大学薬学部公開講座「薬剤師と共に考える医療安全」
【開催日時】
 2011年10月22日(土) 13:30~16:30(開場 12:30)
【会場】
 東邦大学 習志野キャンパス 薬学部C館101教室
【その他】
 参加費無料、申込不要。定員500名。
 ※手話通訳つき
【講師・講演内容】
 ●講演1 「薬の安全性を向上するために」 佐藤光利(東邦大学薬学部 薬物安全性学 准教授)
 薬を用いて病気の治療を行うときには、薬剤師が責任を持って薬を管理します。医薬品を提供する医師や薬剤師にとっては、薬の安全性の向上は、永遠のテーマのひとつでもあります。この講演では“薬の専門家”としての立場から、医療安全について受講者の皆さんと共に考えたいと思います。

 ●講演2 「病院薬剤師に期待される医療安全」 真坂 亙(東邦大学医療センター佐倉病院 薬剤部長)
 治療のため、多くの方が薬を服用していることと思いますが、残念ながら間違った調剤がなされるという報道も後を絶ちません。しかし、多くの医療機関ではインシデント・アクシデント報告制度が定着し、医薬品の安全対策に反映されるようになりましたので、皆さんにご紹介したいと思います。

 ●講演3 「安心・安全な医療に向けての行政の取り組み」 山本 史(厚生労働省 医薬食品局総務課 薬事企画官)
 医薬品は、ベネフィット(有効性)とリスク(副作用)とを併せ持ちます。行政においても、医療の中で医薬品のベネフィットを十分に活用していただけるよう、医療安全に関するさまざまな取り組みを行っています。医薬品安全対策の情報提供をはじめとする、厚生労働省の具体的な取り組みについてお話しします。

【主催】
 東邦大学
【共催】
 東邦大学薬学部臨床薬学研修センター、東邦大学薬学部鶴風会(同窓会)
【協賛】
 (社)日本薬学会
【後援】
 船橋市、習志野市、市川市、浦安市、佐倉市各教育委員会、八千代市、千葉県薬剤師会、千葉県病院薬剤師会、千葉県学校薬剤師会、(社)千葉県製薬協会

▼本講座に関する問い合わせ先
 東邦大学 習志野学事部 入試広報課
 〒274-8510 千葉県船橋市三山2-2-1
 TEL: 047-472-0666
 FAX: 047-479-5661
 E-mail: nyskou@sci.toho-u.ac.jp
 URL: http://www.phar.toho-u.ac.jp/event/extension.html

2155 過去の公開講座の様子