大妻女子大学

大妻女子大学が千代田区と防災協定を締結――12月13日に千代田区役所で調印式を実施

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大妻女子大学(東京都千代田区/学長代行・伊藤朋恭)を設置する学校法人大妻学院(理事長・花村邦昭)は、このたび千代田区と「大規模災害時における協力体制に関する基本協定」(防災協定)を締結することとなった。12月13日(火)、千代田区役所で理事長、学長代行ら出席のもと調印式を行う。

 大妻学院は千代田区発展のために連携協力することを目的とした「千代田区内大学と千代田区の連携協力に関する基本協定」を締結しており、2004年度からは千代田区に関するさまざまな事象を一つの学問として学ぶ「千代田学」を推進するなど、学術的協力などの連携を進めてきた。

 こうした中、同学院は2011年11月21日に、千代田キャンパス再開発プロジェクト(大妻女子大学千代田校舎建て替え工事 )の地鎮祭を実施。備蓄倉庫・避難施設確保の見通しが立ったことなどから、正式に同区と防災協定を結ぶこととなった。協定後は帰宅困難者支援などに必要な応急医療資材や備蓄物資(毛布、マット、給水袋、応急トイレ、携帯トイレ、ヘルメット、腕章、軍手、机など)を備えることができるようになるほか、原則として受け入れは女性に限られるが、大妻講堂や体育館、大講義室を避難場所として提供することとなる(区は必要経費を補助)。

 同学院では創立100周年を迎えた2008年に、「大妻学院のミッションと経営指針」を策定。「学院の社会的責任(地域社会との連携)」として「防災に関する地域指導や学生教職員による防災ボランティア等を含めた社会的責任を果たす」と掲げている。今回の締結は、これを裏づける動きともなる。

 大妻女子大学では、3月11日の東日本大地震発生時にも帰宅困難を訴える一般者らを大妻講堂へ受け入れ、非常用備蓄食料やブランケットの配布などを行った。今後は、学生ボランティア養成と組織化に努め、地域住民や帰宅困難者の安全確保や応急処置なども迅速かつ積極的に行うなど、地域社会とより一層の連携を図り、社会的責任を果たすとしている。

※参考記事:「千代田キャンパス再開発プロジェクト」地鎮祭
 http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=3501

◆千代田区防災協定調印式
【日時】
 2011年12月13日(火) 11:00~
【場所】
 千代田区役所(東京都千代田区九段南1-2-1)
【協定の名称】
 大規模災害時における協力体制に関する基本協定
【協力を行う内容】
 (1)被災場所及び避難場所への学生ボランティアの派遣
 (2)一時的避難施設として一部施設の提供
 (3)収容した被災者への応急医療資材及び備蓄物資の提供
 (4)その他千代田区からの協力要請事項

▼本件に関する問い合わせ先
 大妻女子大学 広報戦略室
 東京都千代田区三番町12番地
 TEL: 03-5275-6159
 FAX: 03-5275-6800