金沢大学

金沢大学生が8月24日~9月7日まで、カンボジアでインターンシップを実施――世界遺産のアンコール遺跡で環境保全などの活動に従事

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金沢大学は8月24日(土)~9月7日(土)まで、カンボジア・アンコール遺跡にてインターンシップを実施する。これは、世界遺産であるアンコール遺跡の維持管理組織「アンコール遺跡整備公団」との交流協定によるもの。4回目となる今回はさまざまな学類から学生8名が参加し、環境保全や村づくり支援をはじめ、新しい観光ルートの策定、地域社会支援、観光客のための遊歩道や展望台の設置など、アンコール遺跡公園での業務に同公団職員とともに従事する。

 有名な世界文化遺産であり、第一級の国際的観光地でもあるアンコール遺跡公園は、持続的かつ創造的な発展と、自然環境、世界遺産、そして地域住民が調和する社会の創造とへむけて、UNESCOをはじめとする国際機関がカンボジア政府とともに維持管理を行っている。また、世界各国の遺跡修復チームもそれぞれに支援活動を展開している。

 金沢大学は、カンボジアでの調査研究活動および教育啓発活動を20年にわたって継続。2010年には環境保全活動や人材育成の推進を目的に、アンコール遺跡整備公団やカンボジア工科大学などと協定を締結した。同年からアンコール世界遺産でのインターンシップを実施しているほか、アンコール遺跡の自然とそこで調和的に暮らす人々について紹介するESD(※)教材『水と生きる 大地と生きる-アンコール世界遺産のさまざまな暮らし』の作成などの活動を行っている。

 今回のインターンシップでは、経済や地域創造、国際、物質化学、環境デザイン、保健など、さまざまな学類(本学の学士課程)から学生が参加し、アンコール遺跡公園にて環境整備などの業務に従事。このような真の国際社会の場でインターンシップは、これから国際社会に飛び立ってゆく学生にとってかけがえのない経験になることが期待される。

※ESD(Education for Sustainable Development): 持続可能な開発のための教育。日本の提唱により、第57回国連総会で採択された。

◆インターンシップ概要
【日 程】
 8月24日(土):金沢出発、関西空港、仁川空港を経由してシェムリアプに到着
 8月25日(日):アンコール遺跡世界遺産公園の見学
 8月26日(月)~30日(金):インターンシップ第一週目
 8月31日(土)~9月1日(日):トンレサップ生物圏保護区の見学など
 9月2日(月)~9月6日(金):インターンシップ第二週目
 9月7日(土):シェムリアプ出発、仁川空港、関西空港経由で金沢へ(9月8日到着)

【業務の内容(予定)】
・北バライ貯水池での観光用遊歩道の整備と新しい観光ルートの策定
・西バライ貯水池での観光用遊歩道の整備、バードウォッチング用展望台の設置
・ルン・タ・エク村(エコビレッジ)の村づくり支援
・クメール民族センターでの伝統家屋と伝統庭園の保全管理

【参加学生】
 人間社会学域国際学類3年生1名、同経済学類3年生3名、同地域創造学類3年生1名、理工学域物質化学類2年生1名、同環境デザイン学類2年生1名、医薬保健学域保健学類2年生1名 計8名
 チューター1名(国際学類4年生:昨年度の参加学生) 合計9名

【連絡教員(実施期間中現地に滞在)】
 環日本海域環境研究センター教授/アンコール世界遺産国際管理委員会顧問 塚脇真二

【インターンシップの場所と交通】
 アンコール遺跡整備公団シェムリアプ本部およびアンコール遺跡公園:APSARA COEX Centre、 Culture Tourism Zone、 Siem Reap、 Kingdom of Cambodia.
 TEL: +855-63-760080 FAX: +855-63-964819 Email: apsara-admin@camnet.com.kh
 アンコール・シェムリアプ国際空港からタクシーで約20分

▼本件に関する問い合わせ先
 環日本海域環境研究センター 塚脇
 TEL: 076-264-5814
 広報戦略室 廣田
 TEL: 076-264-5024
 人社系事務部学生課人文・国際担当学務係
 TEL: 076-264-5455


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